通勤や勤務時間の拘束から解放されて、はれて憧れのフリーランスに転身!しかし、会社員時代には経験したことのないような面倒さや問題に直面した…という方もいるのではないでしょうか?
多くのフリーランスにとって、一番の面倒といえばクライアントへ報酬を請求し、きちんと報酬を回収することでしょう。
報酬請求に関するトラブルをどう回避するかについて解説します。
Contents
フリーランスの悩みの種といえば報酬請求
初めてフリーランスとして仕事をした日に、達成感と感慨深さに浸る間もなく、クライアントから「では、請求書を送付願います。」と催促されて、ハッとした方もいるのではないでしょうか?
非常に重要なことですが、会社員を長らく経験していた方にとっては意外と忘れがちな部分かもしれません。「仕事さえしていればお金が振り込まれる」という常識が打ち砕かれることも、ある意味フリーランスの醍醐味でしょう。
請求書づくりが面倒だったり、どのタイミングで送付すればいいのかわからなかったり、クライアントが増えるにつれて管理が複雑になったり…報酬請求はフリーランスの悩みの種です。
報酬請求を巡ってこんなトラブルも
報酬請求にまつわるトラブルは、クライアント側にもフリーランス側にもあります。
クライアント側
クライアント側にとって、一番多いのが「請求書が送られてこない」ことではないでしょうか?レスポンスがいいフリーランスの方だと、催促すればすぐに請求書を送ってくるかもしれませんが、残念ながらそうでない方も少なくありません。
そうした場合、請求書がなくても支払いを済ませることは可能ですが、証明書として領収書を発行しなければならない手間が発生しますし、領収書の発行を忘れると会計処理が後々面倒なことになります。
フリーランス側
フリーランス側には、クライアント側よりも重いトラブルが起こりうる可能性があります。それは、「報酬が支払われない」ことと、「報酬額が間違っている」ことです。
信用できるクライアントかどうかをしっかり検討せずに仕事を受けてしまうと、そのようなトラブルに見舞われるリスクが発生しますので、仕事を依頼されたら舞い上がらずに一度冷静になってみることが大切です。
信用できそうにないクライアントだと感じたら、仕事を断る勇気も自己防衛として必要でしょう。
もし報酬の未払いが発生したらどうすべき?
では、クライアントから期日までに報酬が支払われなかった場合には、どう対処すればいいのでしょうか?
【第一段階】メールなど証跡が残る媒体で催促をする
まずは、支払いの催促をしましょう。電話での催促は、相手にインパクトを与えて焦らせるには効果的かもしれませんが、メールなどで証跡を残しておくことがおすすめです。
どうしても電話で催促したい場合には、録音するなどして後々の証拠として使えるようにしておくのが得策でしょう。
【第二段階】催促について内容証明を送る
電話やメールで催促しても支払いに応じてもらえない場合には、郵便局から内容証明を送りましょう。
内容証明というのは、弁護士などに依頼しなくても所定の様式や文字数を守れば、個人で送ることが可能です。ただし、弁護士に依頼すると内容証明として間違いのないものを作成してくれますし、相手側により本気度を与えられるというメリットもあります。
内容証明には「これ以上支払いを遅延すると法的手段に訴えますよ」という意向を盛り込んでおくと、裁判沙汰を恐れて支払いに応じてくれるケースもあるようです。
しかし、内容証明自体には法的強制力はないので、「催促状を公的に送った証拠」として残るだけに留まります。とはいえ、相手に法的手段に出る前段階としての最終警告と受け取ってもらえるので、心理的プレッシャーを与えることができます。
「数万円で内容証明を送るなんて大げさかもしれない…」などと尻込みすることなく、毅然として送り付けましょう。
【最終段階】:少額訴訟を起こす
内容証明を送っても支払いに応じなかった場合には、いよいよ法的手段で報酬を回収しなければなりません。その場合、通常考えられるのは少額訴訟を起こすことです。
少額訴訟とは、60万円以下の金銭の支払いについて争う訴訟です。争っている両者が裁判官とともに丸いテーブルにつき、場合によっては証人も必要になりますが、基本的には証拠書類をもとに審理します。
原則として1回の期日で判決が出るため、大掛かりなイメージの訴訟とは異なりますが、判決が出たら強制執行が可能なので、よほどの事情がない限りこれで解決できると思っていいでしょう。
フリーランスがトラブル回避のためにすべきこと
報酬請求にまつわるトラブルの解決法も重要ですが、どれも手間やストレスがついてまわります。そうならないためにも、トラブルを事前に回避し、気持ちのいい仕事ができるように努めることが最善でしょう。
フリーランスの方がトラブルを回避するために、以下のことをしておくことがおすすめです。
できる限り契約書を交わしておく
フリーランスの中には、トラブル回避のために一番重要であるにもかかわらず、契約書を交わさずに仕事をしている方も実は少なくありません。
面倒だと思っても、契約書を事前に作成しておき、署名と捺印をもらっておくことが大切です。
請求書の作成時に支払期日を明記しておく
契約書でも取り決めていない上に、請求書にいつまでに支払ってほしいかを明記しておかないと、催促のタイミングも見極めにくいものです。
最悪の場合、クライアントから「支払期日がない」ことを理由に踏み倒されかねませんし、支払いが遅延している証拠が欠けてしまうので、少額訴訟を起こす場合に不利な要素となってしまいます。
源泉徴収の有無について事前に確認しておく
源泉徴収の対象になるかどうか、源泉徴収をするかどうかを事前に把握し、書面で合意しておくと、いざ報酬額が異なる場合などに揉めることが少なくなります。
基本的には、源泉徴収の対象となる場合にはクライアント側が源泉徴収をしておくべきですので、「源泉徴収されていなかった」となると、クライアント側のミスになります。
しかし、人によっては自分自身で確定申告をしっかり行うので、「源泉徴収はしないでほしい」と考えるフリーランスもいるため、クライアントに意向を伝え、了承してもらわないと後々後悔する可能性があります。
請求代行サービスを利用する
ここまで、支払いが滞った場合の対応方法やトラブル回避方法についてお伝えしましたが、正直フリーランスにとってこれら作業は大変です。できれば、お金を生む仕事に集中したいと考える人も多いでしょう。
フリーランスにまつわる面倒や不安をできる限り避けたい…そんな方に最もおすすめなのが請求代行サービスを利用することです。
そこでおすすめなのが『feecle(フィークル)』。
『feecle(フィークル)』はフリーランスの報酬を先払いすることでフリーランスの報酬をきちんと保証してくれます。
まさに、報酬にまつわる不安から解放されたいフリーランスにはうってつけです。
『feecle(フィークル)』経由で申請すれば報酬請求が完了してしまうため、面倒な請求書づくりやクライアントへの催促が必要なくなり、快適に仕事に専念できます。操作や手続きが
すべてスマホで完結する手軽さも魅力です。
まとめ
フリーランスになると、避けては通れない報酬請求。あらかじめ知識を身につけ、トラブル回避のために布石を打っておけば最悪のケースは免れるでしょう。
しかしながら、クライアントが増えれば増えるほど請求書づくりや管理が面倒になってしまうことは確実です。
そんな時には、請求代行サービスを利用し、スマホ1つでスマートに自分自身を守るのも賢い手段ではないでしょうか?