OS X Yosemiteの売りの1つに「Safariが早くなってエネルギー効率も良くなった」ことがあります。どうせだからフラットなUIで揃えたい、と思ったのでブラウザをGoogle ChromeからSafariに乗り換えました。
ブラウザを乗り換える際に心配なのが拡張機能ですが、意外にも充実。Chromeと同じ拡張機能も多く、乗り換えてしばらく立ちますが普段のブラウジングにはほぼ影響なし!むしろSafariの方が気持ち良い!
というわけで、今回は新しくなったSafariを紹介します。
Contents
Safariのここがすごい
ブックマーク同期が簡単だった
メニューのファイル > 読み込む
から、Chrome・Firefoxの他にも指定したブラウザからブックマークが同期できてしまいます。いちいち書き出す必要がないので、思い立ったとき速攻で乗り換えられます。
UIが美しい
純正アプリなので、YosemiteにマッチするUIで非常に美しいです。純正なので当たり前ですが、どこよりも早くYosemiteのフラットデザインに添ってきました。ウィンドウの一部が半透明になっていたり、リッチな気分で使えます。
純正なのでトラックパッドで様々なアクションがあるのも特徴です。ピンチインするとタブ一覧が表示されるので、ファビコンが表示されなくても結構見やすい。
DLの履歴がスマート
Chromeはステータスバーの下にDLされてるものが出るので、時々「邪魔だな〜」と思うことも。Safariはツールバーの右側に表示されます。Chromeと比べると慎ましいですが、DL状態はちゃんと表示されます。
URLバーでググれるようになってた
ちょっと前まで、URLバーから検索出来なかったんですが、検索出来るようになっていました。Spotlightとも連携しているので、WikipediaやiTunesからも検索できます。
立ち上がりが早い
Appleもサイトで言っていますが、YosemiteのSafariはChromeやFirefoxより早くなりました。
出典:Apple
公式サイトのグラフ、いろいろ補正かけてるんでしょ…と思いきや、確かに立ち上がりは結構早い!また、jQueryでバンバン動かしている重めなサイトの読み込みも、Chromeより早い気がしました。
充電節約!パフォーマンスも良くなった
出典:Apple
Apple公式によると、Chrome・Firefoxより2時間も長くネットサーフィンできるようです。外で作業していることが多いと、助かりますね。
もっと!デバイス間で共有できるように
Mavericksの頃からiCloudでSafari共有をONにしていれば、iCloudタブでiPhone・iPadで見ていたタブをMacでも見ることが出来ましたが、iOS8ならHandoff機能でさらに簡単に共有出来るようになりました。
最初からついてるページ共有機能
ChromeやFirefoxでは拡張機能を入れていましたが、Safariは標準でページ共有機能がついています。システム環境設定 > インターネットアカウント
で登録したサービスと、サードパーティ製アプリに対応。
Pocket.appやTumblr.appを入れるとこんな感じで、使えるようになります。
昔と比べて充実してきた拡張機能
肝心の拡張機能ですが、以前と比べて充実していました。EvernoteやPocket、feedly、はてなブックマーク等はChromeやFirefoxと同様の拡張機能を提供しています。
通常ブラウジングに必要な拡張機能は揃っていたので、開発は厳しくても調べ物には十分。実際に1ヶ月使ってみて不便を感じることはありません。
標準の開発機能が結構充実していた
Safari > 環境設定 > 詳細
で使える開発メニューが結構充実していました。ユーザーエージェントの切り替えはもちろん、同じページをChromeやFirefoxで開けるようになっている気の利きよう!
リソースからCSSの切り替えもできるし、普通のサイトをマークアップするうえで特に不便はなさそうです。
さらにiPhone・iPadのSafariの設定、「Webインスペクタ」をONにした状態でケーブル接続すれば、それぞれのデバイスのソースをMacで見ることができます。レスポンシブデザインのデバッグに便利そうです。
Safariから電話できるようになってた
問い合わせ番号を選択すると、FaceTimeで通話できるようになっていました。iOS8搭載のiPhoneと連携していれば「iPhoneで電話」という項目も選べるようになります。試しにスタバの電話番号を調べてみました。
これ、例えば忘年会の店をMacで調べる時、MacからiPhone経由で直接電話できるので、間違いがなくて良いですね。これからのシーズン、忘年会や新年会で呑み会が増えるので試してみたい機能です。
Safariのここがおしい!
拡張機能が少ない
Safariはもともと持っている開発機能が充実しているものの、痒いところに手が届く拡張機能が少なく、開発はChromeになってしまう部分も。拡張機能は圧倒的にChromeが充実しています。
ブックマークバーにファビコンが表示されない
Chromeの場合、ブックマークバーはサイト名を消してファビコンだけを表示することができましたが、Safariはブックマークバーにファビコンが表示されません。
まとめ
というわけで、ChromeからSafariに乗り換えてひと月くらい経ちましたが、不便なく快適に使えています。デバイス間共有の新機能はiOS8からなので、未だにiPhone4の自分は使えないものもありますが、立ち上がりが早い&美しいUIでかなり快適!
Chromeは追加した拡張機能とブックマークで結構重たかったのが、Safariに乗り換えることで1度それらを整理できたことも大きいと思います。まもなく年末も近いので、大掃除の意味合いも込めて乗り換えてみませんか?
乗り換え時最大のネックはおそらく拡張機能ですが、それについてもChrome・Safariと共通のものがかなり増えていたので、通常のブラウジングにはなんの問題もありませんでした。それについては別記事で紹介したいと思いますので、お楽しみに。