「車を持ちたいけど、頭金が……」「維持費が高くて車は買えない」そんなあなたにおすすめなのが、カーリースサービスです。
頭金がなくても大丈夫。維持費もガソリン代くらいしか必要ないというこのカーリースサービスとは、一体どんなサービスなのでしょうか。
今回は、おすすめのカーリースサービスを3つご紹介するとともに、後悔しないための選び方のポイントをご紹介します。
カーリースとは?
カーリースとは、車を借りる一つの手段です。
毎月の利用料金を支払うことで、車を所有することができます。レンタカーのように一時的に借りるわけではありません。カーリースで借りている間は、自分の所有する車のように利用することができます。
車はカーリース業者が購入?
カーリースの仕組みをもう少し詳しくお話しましょう。カーリースは、ユーザーが選んだ新車を、カーリース業者が購入し、ユーザーに貸し出しています。事業者は長期間貸し出すことで、利益を受け取っているのです。そのため、車の名義はカーリース業者ということになります。
カーリースは、月額料金を支払うサブスクリプションサービスです。通信系サービスや音楽配信サービスと同じ仕組みと言えます。
自動車ローンとの違いは?
月々支払うという点で、「自動車ローン」を思い浮かべた人もいるかもしれません。しかし、自動車ローンは、「購入した時点の価値=自動車の料金」です。
一方で、カーリースは“残価設定”により支払う総額が決まります。ここからは、以下の式を参考にしてください。
- 自動車ローンの分割料金=新車時の価格 ÷ 支払い回数
- カーリースの分割料金=(新車の価格 − 契約終了後の価格)÷支払回数
通常、新車を購入する際は、新車としての価値を支払い回数で割って分割料金とします。
しかし、カーリースの場合は、契約終了時に車を売ることを前提としています。そのため、計略終了時の車の価値を、前もって差し引き、差し引いた後の残額を支払回数に応じて割って、分割で支払う料金とするのです。
自動車ローンは新車の料金をベースにしており、カーリースの場合は契約終了後の料金をベースにしているので、同じ車種であればカーリースのほうが安くなります。
これは、カーリース独自の仕組みです。
カーシェアリングとの違いは?
シェアリングサービスの代表格でもあるカーシェア。カーリースとの違いは、多くの人と車を所有するという点です。自分だけの車ではないため、「使いたいときに使えない」といった問題も起こります。
また、時間や距離で利用料がかかるため、使えば使うほど、費用負担は増えます。長時間・長距離を走行する場合には向かないサービスです。
カーリースのメリット
カーリースのメリットは、残価設定型の支払い方式で「自動車ローンよりもお得に車を所有できる」ことだけではりません。
色々コミコミでお得!
カーリースなら、自動車取得税や車検時の自動車重量税、自賠責保険量などが全部コミコミの価格になっています。自分で持ち出す必要ないということです。
サービスによっては、詳細の設定が違うケースもありますが、多くの場合、月額料金などに必要な費用は含まれています。カーリースのユーザーはリース料を支払うことだけを考えればOKなのです。
家計管理がラクなカーリース
カーリースは初期費用もなく、毎月同じ料金を支払うだけなので家計管理もしやすくて便利です。「今年は車検が……」「タイヤを交換しないと」「◯月は税金を払わなくちゃ……」といった煩わしい管理は一切不要です。
面倒なオイル交換も……メンテナンスはおまかせ
カーリースを提供しているサービス業者によっては、オイル交換などのメンテナンスも必要ありません。料金も無料、面倒な手続きも行ってくれるので、ラクラク便利です。タイヤ交換やバッテリー交換もおまかせでやってくれます。
カーリースに必要なものは、月々の利用料と燃料代だけと思っていいでしょう。
色・ナンバーも選べる?
「人気のない車を提供されるんでしょ?」と思っていませんか? でも実際は、車の色、ナンバー、オプションなど、自由に選ぶことができます。もちろん、提供されるのはすべて新車です。
細かいオプションも選べるので、まるでマイカーを購入した気分。カーリースなら、憧れの車にも手が届くかもしれません。
最終的に買取も可能
カーリースした車が気に入ったら、買取することも可能です。契約期間は3年・5年・7年・9年などから選べます。一定期間利用してから車を購入したいという方にもおすすめです。
カーリースは借金に含まれない
自動車ローンは借金です。そのため、他の賃貸契約やローンを組むのに「審査落ち」してしまう可能性があります。しかし、カーリースは借金ではありません。そのため、与信審査に関係なく、車に乗ることができます。
カーリースのデメリット
たくさんのメリットがあるカーリースですが、デメリットには何があるのでしょうか?
残価設定はあくまで目安
カーリースは契約終了時の売却価格を前もって予想し、その額を差し引いて毎月の利用料を支払っています。もし、車に傷を付けてしまったら、その車の価値は下がってしまうことに……。後々精算したら、「意外と車両の価値が下がっていた……」ということにもなりかねません。
残価設定はあくまで目安だということを、きちんと理解しておきましょう。
走りすぎもダメ?
カーリースでは、走行距離にも注意しなければいけません。契約時に決められた月間走行距離を超過すると、追加料金を請求されるからです。マイカーで旅行へ行くのは楽しいものですが、あまりに続くと、走行距離超過の可能性があります。事前に決めた走行距離を守って走るようにしましょう。
契約時の状態を維持しなければならない
残価設定が下がるのは、車体の傷や汚れだけではありません。
例えば、車外オーディオなどのドレスアップや改造は、規約違反となり、違約金を請求されることもあります。契約時の状態を継続することが、カーリースでは求められるのです。
後悔しない!カーリースサービスの選び方
カーリース契約でよくあるトラブル・失敗などをご紹介します。契約後に後悔しないように、カーリース選びのポイントを抑えてくださいね。
必ずグレードをチェック
同じ車種・カラー・年代なら、どれも同じ車だと思っていませんか? 実は、車にはグレードがあり、グレードによって「革張りor 布張り」などの違いがあることがあります。
カーナビの有無や電動ドアミラーの標準装備など、グレードが違えば使い勝手もかなり違いますので、カーリースを利用する際には、グレードもきちんと確認しましょう。
逆に、費用を抑えたい場合は、グレードを抑えることでコストを下げることができます。「カーナビは要らない」「布張りのシートでいい」など、細部の仕様をチェックすることで、無駄な費用をカットできます。
残価設定が高すぎないか
カーリースは、契約終了時に残価を査定します。この査定価格が、見込みよりも安くなってしまうと、契約終了時に差額を支払わなければいけません。多少の差額であればいいですが、大幅に査定価格が下がってしまえば、契約終了後に多額の費用を支払わなければいけない可能性も……。
そもそもの残価設定が高いと差額が出やすいので、現実的な残価設定になっているか、契約時に確認しておくことも重要です。一般的な査定額を参考に、その契約が妥当かどうかもチェックしましょう。
どこまでが”コミコミ”なのかも確認!
カーリース契約では、自動車保険や車検費用、税金など、コミコミの料金パックになっていることが少なくありません。でも、その“コミコミ”の内容は、どこまでコミコミなのでしょうか。
カーリース事業者によっても違うので、料金には何が含まれて、何が含まれないのか、きちんと確認するようにしてください。
おすすめのカーリースサービス3選
1.カルモ
カルモは、国産全車種に対応しているカーリースサービスです。契約は1年から可能で、9年まで選択できます。オンラインでラクラク手続きできるので便利です。
質問があれば、電話やLINE、メールなどで問い合わせることもできます。自宅でゆっくり検討できるので、じっくり車種を比較したい方などにおすすめのサービスです。
カルモは最低限の店舗数で展開しています。ネット申込みをメインとすることで固定費がかからない分、他社に比べて車両価格も安いのがメリットです。
具体的な例を見てみましょう。
- 軽自動車……11,900円〜/月
- ミニバン……14,300円〜/月
- コンパクトセダン……24,900円/月
また、カルモはお得なネット割があります。最大39,600円も割引になるので、利用する際は必ずネットから申込みしてください。
>>カルモの公式サイト<<
2.リースナブル
リースナブルは、リース事業者オート事業を展開する「三和サービスグループ」のカーリースサービスです。経営母体が安定しているため、リーズナブルなリース料でのサービス提供が可能です。
具体的なリースプランを見てみましょう。
- 軽自動車/コンパクトカー……8,000円/月〜
- ミニバン/SUV/セダン……20,000円/月〜
軽自動車やコンパクトカーが8,000円からは驚きです!
リースナブルは輸入車の扱いもあり、月額30,000円から乗ることができます。月額の支払い料金には、頭金も税金も、自賠責も車検代も含まれているので、必要な費用は月額料金と燃料代だけです。安心のコミコミプランも嬉しいですね。
>>リースナブルの公式サイト<<
3.コスモスマートビークル
スマートビークルは、コスモ石油が運営するカーリースサービスです。大手が運営するカーリースだから、安心して利用できます。
さっそく、具体的な料金を見ていきましょう。
- 軽自動車(ホンダN-BOXの場合)……29,916円〜/月
- SUV(マツダCX-5の場合)……56,808円〜/月
- ミニバン(ホンダ フリードの場合)……45,468円〜/月
少々お高めですが、これらは60回払ゴールドパックを選択した場合の料金です。このゴールドパックは、
- 車両代金
- 税金、諸費用
- 車検整備
- 定期点検
- オイル交換
- 重量税
- 自賠責保険
- タイヤ交換
- バッテリー交換
- ワイパーなどの消耗品交換
- 車両の延長保証
- ロードサービス
といった契約もコミコミのプランです。
しかもこのゴールドプランは、コスモ石油で給油をすれば、ガソリン代が5円/L引きに!
いつもガソリン代5円引きだから、長期的に見るととてもお得です。お近くにコスモ石油があるのなら、コスモスマートビークルを選んでみてもいいかもしれませんね。
まとめ
車を所有するのは、簡単ではありません。頭金や毎月のローン、車検やメンテナンス費など、膨大な費用がかかります。
でも、カーリースを利用すれば、頭金を貯める必要もありません。ガソリン代以外の維持費もなく利用できます。この記事を参考に検討しながら、自分にぴったりのカーリースサービスを選んでくださいね。