ボウタイーBow Tieとは、いわゆる蝶ネクタイのことですが、フォアインハンドタイ(幅タイ)と呼ばれる最も一般的なネクタイよりも、馴染みが薄く、持っている方も少ないのではないでしょうか。しかし、このボウタイ、味方につけると、一気に人生が楽しくなってしまうような、ハイポテンシャルなファッションアイテムです。ボウタイを知り、その既成概念を打ち壊し、ライフスタイルにぜひ取り入れてみてください。
ボウタイの種類。
ボウタイには、すでに結ばれたタイプ(プレタイPre-tied)と、自分で結ぶタイプ(セルフタイSelf-tie)があります。前者は、クリップ付のボウを襟に止めるものと、ボウについている紐を襟の周りに回して、金具で止めるものがありますが、どちらも簡易的なタイプ。実は正統派は後者のセルフタイ。ぜひ、これを機に、ぜひこのセルフタイのものを味方につけましょう!
感動のセルフタイ。
ネクタイを結ぶと、気持ちが引き締まるという経験はありませんか。ボウタイも、同じ「結ぶ」という行為ですが、少しコツがいるので、それを習得できたときの達成感と、ほとんど自分で結べる人がいないので、ちょっとした特別感を味わえます。さらに、美しい形状のボウタイをつけた自分の姿を鏡で見たときに、「おぉ!意外と似合う!」という驚きと感動から、思わず笑顔になっていまいます。私自身、ボウタイバージンの方に、何度もボウタイを紹介していますが、ボウタイ前とボウタイ後では、皆さん笑顔になり、肌つやがよくなって、ハンサム度がアップしているように見受けられます!
ボウタイは特別なプロフェッショナルだけに許された武器。
ボウタイ結びで得た、達成感と特別感は、対外的にも影響を与えます。特に、アクティブな次世代プロフェッショナル達のネットワーキングの場や、プレゼンテーションの場で、ボウタイが存在感を発揮し、あなたに勇気を与えます。着用者の絶対数も限られているので、声をかけられたり、覚えてもらえやすいという利点もありますし、難易度の高いボウタイに挑戦したあなたは、一目置かれるカッコいい存在になります。あなたの周りのシャイな人は、言葉にしなくても、実はボウタイを着こなす姿に憧れているはずです。
ボウタイは個性。
セルフタイのボウタイの、ベーシックな結び方を習得したら、ぜひいろいろなスタイルを楽しんでみてください。結婚式などのフォーマルな場だけでなく、デニムシャツに合わせてカジュアルなコーディネートもできます。結び方も、左右対称の完璧なものにする必要もなく、少しアンシンメトリーにしたり、リバーシブルなデザインのものであれば、片方のハシを回転させて、左右違うデザインを見せることもできます。太さや先端の形(ストレート、もしくはダイアモンド)や色柄も多様なので、ユニークなボウタイとの出会いも楽しみましょう。
ボウタイの嬉しい副作用。
幅タイに比べて、軽く、また長く垂れ下がる剣もないので、肩が凝ったり、食事の時に邪魔になったりすることもありません。タイのことは気にせずに、本来取り組むべきことに集中して、楽しめます!また、セルフタイのボウタイはほどいた姿にもまた、セクシーな魅力(魔力?)を与えてくれます。
そろそろ、セルフタイのボウタイを味方につけて、人生をもっと楽しみましょう!