パソコンの使いすぎによる眼精疲労、VDT症候群と疲れ目に効くストレッチ

みなさん、最近リモートワークのし過ぎで眼は疲れていませんか?
眼の奥がだるかったり、長時間パソコンの前で仕事をし過ぎたりすることで眼は疲れます。

パソコンの使いすぎによる眼精疲労
VDT症候群

VDT症候群という名前はみなさんご存知でしょうか?
私が整形外科で働いていた10年前にはすでに検診を行っていましたが、なかなか聞かないかもしれません。

コンピューターの表示機器VDT(ビジュアル、ディスプレイ、ターミナル)を使用した作業による眼の疲れ、肩・腰・首の痛み、をVDT症候群といいます。

厚生労働省の「VDT作業における労働衛生環境管理のためのガイドライン」では、具体的にディスプレイ・入力機器・いす・机等の物理的な環境整備のほか、
「連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10分~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けること」などを求めています。

このように厚生労働省もガイドラインを設けているVDT症候群ですが、仕事以外でもスマートフォンや、ゲーム機など子供も発生しやすい時代になってきています。

みなさんは、パソコンのモニターを見ている時のご自身の眼がどうなっているかご存知でしょうか?
手や足と違い自分の眼の動きを見る事は動画を撮影しないと確認できません。
もしかすると、パソコンのモニターを集中して見ることでみなさんの眼は左右対象に動かなくなっているかもしれません。

眼の筋肉が疲労すると、首や肩も痛くなる

手や足の動きは筋肉によって動いています。
当然眼も筋肉で動いています。
パソコンのモニターを見ている時の眼は一定の距離の物を見ているため眼球の筋肉の運動としてはアイソメトリック(等尺性収縮)の状態で眼球を保持しています。

アイソメトリック収縮を保持する事で、眼球運動をするための筋肉達は疲労し、硬くなります。
硬くなった筋肉は動く範囲が狭くなり、目の代わりに肩や首にも疲労が蓄積れていくのです。

眼精疲労、目の疲れには、眼のストレッチが大切

硬くなった筋肉はストレッチして伸び縮みしやすくなる様にしていくことで眼の動く範囲を確保することができます。

まずは、どの程度自分の眼が動くかスマホで自撮りしてみましょう。

上、下、右、左とご自身のなかで限界まで眼を動かすと眼が辛くなります。
これは主導筋を限界まで収縮させているのと、拮抗筋のストレッチになります。

各方向を10秒キープした後大きく眼で丸を描いてみましょう。

これだけでも初めはかなり眼がしんどくなりますが、その後、眼の軽さや明るさの変化を感じることが出来ると思います。
是非試してみてください。

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