日本でも多くの企業が導入しはじめた「Slack」というサービスについて今回は紹介します!
私も使っていますが、簡単にいうと仕事に便利な機能が満載のクローズドなTwitterです。
Contents
Slackとは
「仕事に便利な機能が満載のクローズドなTwitter」と書きましたが、要するにグループチャットツールです。
ビジネス方面を中心に使われていますが、ビジネス以外のサークルやグループでも便利に使えそう。
非エンジニアのコミュニティにSlackを導入した話 #ingress – once upon a time,
仕事で使うコミュニケーションツールで、Skypeを使っている方は多いと思います。
しかし、Skypeは双方がオンラインでないとデータが送信されません。
そのため、週末Skypeで送ったデータが、週明けまでに届いておらず、「データ送っておきました」「届いてないよ〜 (T_T)」とか「連絡しておきました」「連絡きてないよ〜 (T_T)」という経験はありませんか?
Slackではそういったことは起こりません。
メール通知もできるので、Slackを見ていなくても大事な情報は見逃さない!
基本的な使い方
登録画面はシンプルで、簡単に登録できます。
すでに存在する組織の一員として利用する場合には、その組織のドメインを教えてもらうか、メンバーから招待を受ける必要があります。
登録方法は、いろんなサイトで紹介されているので今回ははぶきます。
コミュニケーションツール – Slack – 登録 | External storage
Kawaz – 札幌ゲーム製作者コミュニティ Kawaz
基本は、「チャンネル」というチャットルームを作って、その中で会話します。
チャンネルは基本的にはすべて公開されています(非公開にすることもできます)。
チャンネルは自由に増やすことができます。
他にもスターで発言をちょいと保存しておいたり(ふぁぼみたいな感じ)、特定のコメントにリプライを飛ばしたりすることもできます。
Slackはホワイトリスト形式
補足です。
Slackは、基本的にはオープンで、見せたくないものだけを非公開にするという、ホワイトリスト形式を採用しています。
自分が関わっているところ以外の様子も見ることで、新たな発想が生まれるじゃん! という発想です。
しかし、基本的にクローズドで、関係のあるものだけを共有するブラックリスト形式で情報を共有している場合、全てのチャンネルが基本的に公開されているSlackはちょっと不便かもしれません。
Slackはチームで使うことを目的としたサービスなので、個人が複数のチームを跨いで使うのは苦手です。
複数のチーム(ドメイン)を跨いで使うことも可能ですが、ドメインの切り替えを行わないといけません。
いちいち切り替えるのを、めんどうと思うか、それでもいいと思うか……。
ベータ版アプリを使えばもう少し簡単に切り替えられるようになるので、もし複数のドメインをまたいで使う必要がある方は、試してみて下さい。
Joining multiple Slack teams – Slack Help Center
1つのSlackで複数チームにログインする方法 – Qiita
Slackの便利なところ
さて、ではSlackの何が便利なのか紹介していきましょう。
Mac、Win、モバイル、ブラウザ、どこからでもチェック可能
Mac、Win、AndroidアプリにiPhoneアプリ。
さらにはブラウザからもアクセスできるネイティブアプリなので、どこからでもチェック可能です。
UIもシンプルでキレイなため「ブラウザで見ると使えない機能がある」「スマホで見ると重い」ということはありません。
というか、どこから見てもほとんど同じUIなので、迷わないし分かりやすい!
検索できる
TwitterやSkypeのようにただ垂れ流すだけではなく、無料プランでも10,000件までの発言を検索できます。
しかも、検索オプションが豊富で、単語はもちろん、時間や人物、チャンネルを絞って検索できます。
Skypeではよく「あの時送ってもらったURLどこだ〜」ということになりがちなので、かなり助かります。
英語のアプリですが、日本語で検索にも対応しています。
PDFはもちろん、PSDやAIデータもプレビューできる
GoogleドキュメントではPDFやエクセルデータがプレビューできますが、SlackはPSDやAIデータもプレビューできます。
デザイナーはいちいちプレビュー用に画像を作らなくてOK!
アップロードも画面にドラッグ&ドロップするだけ。
ありとあらゆる形式のファイルを共有できます。
※ 無料会員はアップロード容量に5MBの制限があります。
いろんなコードスニペットがついてる
HTMLやCSS、PHP、Javascriptなどなど、いろんなコードスニペットがついているので、かなり見やすいのです。
デザイナーだけでなく、コーダーにも優しい。
とくに私が嬉しかったのは、Markdownが使えること。
「ちょっと見やすくするのにリスト使いたい」「ここだけちょっと太字にしたい」というときに、さらっと使えます。
一度Markdownを覚えてしまうと、Markdownの使えないエディタは「かゆいところに手が届かない〜!」状態なので、これはありがたかった……。
いろんなサービスと連携できる
Twitter、RSS、Googleカレンダー、GitHub、Dropboxなど、Slackを使っていそうな人が使っていそうな、様々なサービスと連携ができます。
例えば、
GitHubでプルリクエストをしたときにSlackでその情報を表示させたり
slackとgithubを連携させる – 初心者開発メモ!
Hubotと連携させて、Twitterのようなbotを作ったり
こんな僕でも30分でSlackのbotを作れた。 – アラタナエンジニアブログ
Eメールと連携させて、お問い合わせメールだけSlackで共有したり
Slackのemail integration(連携)を使って、ブラウザからEメールタブをニフラムする – Qiita
できます! 旅行計画や、お問い合わせメールへの返信もこの機能を使って、Slackで済ませることができてしまいます。
最近、Slackの「bot」が何でも出来過ぎて「カオス」状態になってる件! | シェアしたくなる最新のWebサービス・ITニュース情報をチェック! APPGIGA!!(アプギガ)
※ 無料会員だと、連携できるサービスは10個まで、という制限があります。
絵文字やデザインも選べる
かなりかっこいいデザインなのですが、なんと配色が選べます。
カスタムカラーを入力して、オリジナルの配色にすることもできます。
絵文字も使えるのですが、iOSスタイル、Androidスタイル、Twitterスタイル、Emoji Oneスタイルと選べます。新しい〜!
Slackの不得意なところ
チャットツールなのでタスク管理とかは苦手
Slackはチャットツールとしてかなり精練されたサービスです。
なので、チャット以外のことは概ね不得手です。
一般的な社内コミュニケーションツールに装備されているタスク管理は、Slackだけではできません。
またチャットツールなので、会話を蓄積・保存しておくのもあまり得意ではありません。
そのために、いろんなサービスと連携できるようになっています。
また、Slackはすべて英語のサービスです。
わかりやすいUIなので、発言するだけなら直感的に操作できますが、登録や詳細設定になると「英語しかない」というのはハードルが高いかもしれません。
登録方法を紹介しているところはたくさんあります。
[Slack vol.1] Slackを導入しよう! | ZIZOノート
まだ開始してそれほどたってないサービスなので、日本語化には時間がかかりそうです。
どうしても日本語じゃないと無理! という場合はGoogleで無理やり翻訳したり、簡単なマニュアルを作ったりする必要があるでしょう。
まとめ
私はイイ! と思うのは、UIがよくできていて、軽くて、直感的に書き込めることです。
iPhoneのおかげで直感的に操作できて失敗の恐怖が少ないことに慣れきっています(笑)。
ただ、この記事を書くまで複数のドメインを跨いで使用できることを知らなかったので、ひとりで触っている、いわゆるチラシの裏状態でした。
私は趣味で人の同人誌をデザインしていますが、長期的に付き合う人とは、Slackを使ってもいいかもしれません(今はチャットワークとTrelloで管理しています)。
Slackはかなりカジュアルなチャットツールなので、気軽な感じで運営したい場合にはピッタリなツールです。
小規模なチームでも、大規模なチームでも楽しくなりそうです。