今回で第4回目となるリモートワークコミュニティは、主催であるWM & Creators, Inc.のオフィスで開催されました。今回は、株式会社IAMmedia(アイアムメディア)の代表、更級氏にも参加して頂きました。
今回のリモートワークコミュニティでは、実際にリモートワークと一括りに言っても、その人の環境やアイデンティティによって働き方は十人十色だろうということで、一人ひとりが「リモートワークをする1日の流れ」を発表して、ノウハウの共有を行い、更に皆でその人の悩みに対しての解決策を考えるというフィールドワークを行いました。
ちなみに、今回初参加となった更級氏は趣味である野球でのビジネスアイデアを形にするため、野球場でMTGを行うことが多いなど変わったスタイルで働かれているようでした。
メンバーとの連携も基本、オンラインでそれぞれの役割で動かれているというリモートワークぶりでした。
さて、参加者の実際の一日をリモートワーク歴の浅い順に4人ご紹介します。
Contents
女性フリーランスデザイナーの場合
自宅集中兼家事スタイル – リモートワーク歴1ヶ月
1日の流れ朝起きて、朝食やお弁当を作る。
朝食を摂り、旦那を送り出して、まずは家事をこなす。
10時頃から自宅で作業を開始する。
デザイン仕事も多いため自宅の作業スペースには、デュアルディスプレイなど整備しているので自宅で作業を開始する。
途中、猫を二匹飼っているのでじゃれ合いながら息抜きしつつ、夕食の準備の時間まで自宅で作業。
基本的には自宅で作業している。夜は、
夕食や家事などが一段落してから作業を再開することもたまにある。(お疲れ様でした。) ポイント
- 旦那と猫二匹との生活
- 自宅のデュアルディスプレイで作業をする
- 家事に時間を割いたとしても、8時間位の作業時間は十分に取れる。子供が出来るとまた話は変わってくるかも。
今はまだフリーランスとして始めたばかりなので、自分の働きやすいルーチンを探しているところ 解決策
たまには外に出て気分転換などするのもいいかも。
作業内容によって場所を変えて気分を変えるのはリモートワークのコツというアドバイスも出ました。
WM & Creators, Inc. 女性デザイナーの場合
カフェ集中スタイル – リモートワーク歴半年
1日の流れ起床後、身支度をすませ自宅のコーヒーテーブルで簡単なメール対応やスケジュールの確認を行う。
コーヒーテーブルだと長時間の作業は辛いので、身支度を整えて自転車でお気に入りのカフェに向かう。
カフェはいい具合の雑多感で逆に集中して仕事が捗る。
キリの良い所で一旦、自宅に戻り昼食を摂り、また自転車で再度カフェへ。
カフェにもいくつかお気に入りがあるのでその日の気分や混雑具合によって決めている。
カフェである程度仕事をして自宅に帰宅。(お疲れ様でした。) ポイント
- 作業に没頭する場所は主に、スターバックスなどのカフェ
- 自宅には、作業デスクやチェア、ディスプレイなど配備されていない
- 移動手段は自転車。移動はリフレッシュできたり、仕事モードのスイッチにもなっている
- 悩みは、カフェで作業すること自体もマンネリ化してしまうこともある
- 午後のカフェは席の確保が難しい時があり、カフェ難民となり何件もカフェを回ることもある。(ネガティブな面もあるが、これもまた良い気分転換になったりもする)
- 外で作業したい時に日本はパブリックWiFiが乏しい
- 大きな画面でのデザイン仕事ができない
(彼女の場合は、自宅に快適な作業スペースを設けることが厳しいというのが前提の上で)
自転車での移動でリフレッシュはオンオフ切り替えの意味でもすごく良い。
ただ、仕事をする場所をカフェだけにとらわれないように作業場所を図書館や公園といった開放感のある場所など、その日の気分や作業内容によって変えると良いのではないか。
現状は、ポケットWiFiを契約していないということから、まずはポケットWiFiを契約して場所にとらわれない状況を作ってみる。
(このコミュニティのあと、実際にWM & Creators, Inc.のリモートワークサポート制度を使用してポケットWiFiを契約されました。)
WM & Creators, Inc.代表 大西の場合
小さい子供との時間をなんとか捻出スタイル – リモートワーク歴5年
1日の流れ打ち合わせを入れるのは週に2日とある程度自分の中でルールを決めており、打ち合わせ予定日になるべく予定を詰め込む。
作業に集中するために空けている打ち合わせがない日は基本、自宅で作業。
3歳と0歳の2人の息子がいるので自室にはしっかりと鍵をかけます。
作業環境は集中するための設備は備えているので集中できる。
合間合間で子どもとスキンシップを取りリフレッシュ、昼食を摂り、ある程度仕事も落ち着いてきたタイミングで子どもと公園などに出かける。
仕事柄スマホで完結する作業が多いので子供と遊びながら仕事をこなす。
公園で遊んでいることを他のメンバーに悟られないように働くというのが密かな楽しみでもある。
夜、子どもたちが寝た後に自室で仕事を再開することが多い。 ポイント
- 子供が2人いる
- 子供の邪魔が入らないよう、鍵を閉めて仕事をする
- スマホで完結する作業が多いので公園で子供を遊ばせながら仕事することも可能
- 急な打ち合わせや電話などの対応があるので予定が組みづらい
- 自宅でMTGや電話などしていると子供の泣き声が気になることも
- あまり運動できていない
健康も大切なのでジムなどにいって適度な運動をする
WM & Creators, Inc. CTO 加藤さんの場合
スノーボードと夜集中の趣味堪能スタイル – リモートワーク歴6年目
1日の流れ朝起きて、まずはメールやSlackに目を通すくらいで趣味のスノボードのために雪山へ。
11時頃までスノーボードを楽しむ。(彼の場合、毎年このシーズンの場所は違う。ちなみに今年は北海道のニセコ周辺)
帰宅後、プロテインと昼食を摂り、使い慣れた作業デスクとチェア、HHキーボード、デュアルディスプレイなど長年のリモートワークで培った経験を基に考えぬかれた作業スペースで作業スタート。
この自宅の作業スペースが一番快適。
その日のタイミングで夕食を摂り、仕事を片付けていく。
基本、夜行性なので深夜12時辺りからスイッチが入る。(お疲れ様でした。) ポイント
- 自宅の作業スペースに投資しており、ここでの作業が最高
- スノーボードという趣味と仕事をうまく掛けあわせている(WORK HARD and PLAY HARD)
- 毎年、雪のシーズンにはベース(住む場所)を変えている(カナダ、ウィスラー→日本、長野→カナダ、ウィスラー→日本、大阪、日本、北海道←今ここ)
スノーボードに集中したり、夜行性ということでカナダにいた時のように時差が8時間位あったらもっと気分が楽になる。
(スノーボードをして、ある程度仕事を片付けたタイミングがちょうど日本時間9時頃で日本のメンバーが動き出す。と言った具合。) 解決策
次に興味が有るのはヨーロッパとのことなので、来シーズンはヨーロッパの雪山を拠点にできるように目標を立てるという丸投げの解決策となりました。
まとめ
実際にリモートワークにをやったことがないけど興味がある人にとっては、実際のリモートワーカーの具体的な一日が聞けて参考になったという意見もありました。
また、皆の具体的な働き方を改まって聞く機会もないので新鮮で多くの気付きも得られました。
みなさんも同じような職種や環境の人の働き方を参考に自分のスタイルを確立していってください。