ソニーのスマートウォッチ「wena wrist」

Apple Watchの発売から盛り上がりをみせるスマートウォッチ市場。Apple Watchのようにディスプレイ上で様々なアプリを動かせる多機能ウォッチも魅力的ですが、「アナログ時計が好き」「最低限使える機能だけあればいい」という人も多いはず。そんな人々にぴったりのスマートウォッチが、ソニーのwena wristです。ソニーは2015年8月31日、同製品の開発プロジェクトを発表し、同社のクラウドファンディングサイト「First Flight」にて支援を募っています。

ヘッド部分はアナログ時計、バンド部分に必要な機能を

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wena wristは、シチズン時計が設計・製造を手がけたアナログ時計のヘッド部分と、「通知」「ログ」「電子マネー」の3機能を備えたバンド部分から構成されるスマートウォッチ。ヘッド部分はボタン電池で3年動作(クロノグラフは5年)、充電式のバンド部分は約1時間の充電で約1週間使えるといいます。ちなみに製品名にある「wena」 とは 「wear electronics naturally」の略で、「人々にもっと自然に、違和感なく、ウェアラブルデバイスを身に着けて欲しい」という想いが込められているそうです。wena wristはシンプルかつ洗練されたデザインと、最先端テクノロジーを凝縮した腕時計といっていいでしょう。

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通知機能

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ここからは各機能を簡単に紹介していこうと思います。まずは、ウェアラブルデバイスとしては定番となる通知機能。Bluetoothで連携したスマートフォンの着信を、本体の心地よい振動と光で通知してくれます。スマートフォンの専用アプリでは、必要な通知だけを選び、それぞれの振動パターンや 光の色を指定することも可能。

ログ機能

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wena wristは、Fitbitのようなアクティブトラッカーの役割も果たしてくれます。搭載された活動量計で装着者の歩数や消費カロリーなどを計測し、ペアリングしているスマートフォンにデータを送信。専用アプリにて1日の活動量を確認できます。また、歩数の目標値を設定して達成度も把握できるため、ダイエットや健康管理のモチベーション維持にも活躍してくれそうです。

電子マネー機能

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通知やログといった機能と比べると、ウェアラブルデバイスとしてはめずらしい機能といえます。バンド下部にFeliCaが搭載されており、楽天Edy、iD、QUICPayなど、おサイフケータイ対応サービスを利用可能。カバンやポケットから財布を取り出すことなく、手首をFeliCaリーダーにかざすだけで支払いを済ませられます。ふらっと近くのコンビニに行く時などは、wena wristさえ着けておけば手ぶらで出かけられそうです。

同製品のクラウドファンディングは、開始からわずか1日足らずで目標支援額の1000万円を達成するという人気ぶり。10月30日までは先行予約を受け付けており、出荷は2016年3月以降を予定。ラインナップは4種類で、価格はそれぞれ、3針モデルのシルバーが3万9800円、3針モデルのブラックが4万9800円、クロノグラフのシルバーが5万9800円、クロノグラフのブラックが6万9800円となっています。

参考リンク

http://www.sony.co.jp/
https://first-flight.sony.com/

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