第6回リモートワークコミュニティ レポート

昨年の11月から月次で開催してきたリモートワークコミュニティも早いことに今回で第6回目の開催となりました。
毎回改善を加えながらコミュニティを開催していますが、今回のコミュニティでは初めてSkypeを使ったリモートでのコミュニティを開催しました。

第6回目のコミュニティは株式会社ポップインサイト(http://popinsight.jp/)の代表取締役社長の池田氏をゲストとしてお呼びし、WMの役員3名と対談という形で行いました。
リモートワークを実践しているポップインサイトとWMにはどんなユニークな制度やルール、課題があるのか管理者の観点から話をしていただきました。以下に制度の一部をご紹介します。

育児を優先!子供フレックス制度

まずご紹介するのが池田氏の会社が実践している「子供フレックス制度」です。子供を優先させながら仕事ができるように作られた制度で、例えばお子さんが病気になってしまった際に、子供を優先させながら働くことができます。
有能な人がいたとしても育児や家庭の事情などで働けなくなった人たちの採用を視野に入れた制度とのことです。

働く時間にあまり制限かけなくて良いという考えに、制度名をつけることで明文化が成功した例として「子供フレックス」制度を紹介いただきました。

コミュニケーションの場!
Happy Wednesdayとノマディック・マンデー

WMの「Happy Wednesday」制度
WM特有の制度で今までのコミュニティレポートでも何度かご紹介させていただきました。毎週水曜日の14時〜18時に全案件の進捗会議とStudyミーティングを開いています。進捗会議では話の脱線を考慮した方法を取っており、新しい発見や案件の課題を気軽に話せる場となるようにしているます。
Studyミーティングでは、エンジニアやデザイン業務の技術的なことから英語など学びたい事柄を毎週決め、社員持ち回りで講師を務めながら教え学び合っています。

ポップインサイト社の「ノマディック・マンデー」制度
毎週月曜日の10時〜17時まで会議室を借りて社員全員が集まる制度になります。
会議室は毎週異なり、毎回違った体験をすることで仕事に対して新鮮味を維持させる工夫を行っているとのことです。
また、会議室を借りずに、社員の家でノマディック・マンデー開催するホームステイ・ワークという試みをしたことがあるとのことです。
これはとても面白い試みですが、最初は家を提供することに前向きだった社員も実際行こうとすると拒否するということもあり、継続して開催出来ていないとのことです。

この2つの制度は「社員とのコミュニケーションをしっかりと取ろう」という観点から生まれた制度ですが、お互いの企業文化や特徴を反映させた形で違いが生まれていることに面白さを感じました。

まだまだあるユニークな制度

・リモートワーク手当(WM)
毎月2万円まで支給するので快適なリモートワークを行う上で必要なものを購入することができる制度。2万円を超えるようなものを購入する場合、先の手当を前借りすることもできます。

・ディスプレイ支給制度(ポップインサイト社)
社員全員にディスプレイを支給する制度。業務を行う上でデュアルディスプレイの方が効率が良いという観点の元生まれた制度とのことです。

・WMライブラリー制度(WM)
仕事で必要な書籍や資料はすべて会社が購入する制度。Redmineに書籍の情報を登録すれば数日後に手元に届きます。新しい言語の習得やデザインのインスピレーションを沸き立たせる資料などを購入することができます。

まとめ

リモートワークを行う上で様々な課題が発生するのは当然のことです。
しかし、その課題を解決するために企業が試行錯誤しながら創り出す制度はとても面白いと感じました。
今回のコミュニティでは制度が作られた背景や制度を実際に行ってわかったことなど、より深いところまで話ができて良かったです。

また、今回初の試みとなるSkypeを通してのコミュニティでしたが、発言タイミングなどが難しく如何に現場の熱や空気感を伝えるかが課題になりました。
今後のコミュニティで改善する術を見出していきたいと思います。

SPONCER
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