イスラエルのコワーキングスペース サムライハウス

サムライハウスは榊原健太郎氏率いる、サムライインキュベート社のコワーキングスペースです。イスラエルの商業とビジネスの中心地テルアビブのど真ん中、ナハラット・ビンヤミン通りのビルの2階にあります。

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イスラエルと周辺諸国のスタートアップ企業を援助して育て、日本とのビジネスの絆を深める目的で、開設されてから1年余り。
「サムライハウス」は基本的にはスタートアップ企業に向けた、コワーキングスペースですが、日本からの旅行客もイスラエル人の訪問者も、申し込めば誰でも訪ねることができます。
ユニークなインテリアで、もはや観光名所のようになりつつあります。
壁も天井も、どこもかしこも日本文化でいっぱい。ドアから一歩足を踏み入れたところの大部屋では、壁の浮世絵や、天井の提灯スタイルの照明が訪問者を迎えてくれます。

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(中央が榊原氏。トルコのスタートアップ企業のメンバーたちと。)

そこから中へ進むと、右側に二つの小部屋、日本刀の部屋と手裏剣の部屋があります。

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もちろん手裏剣は本物ではなく、ディスプレイの日本刀も鞘だけだそうですが。これらのドア付の小部屋は、新しいスタートアップとの面談に使われるそうです。

さらに奥へ進むとイベント用のスペースがあります。
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週一回以上定期的に行われている、様々なスタートアップのミーティングに、これまで参加した人の総数は、すでに何千人にも及ぶそうです。

その横の小さなキッチン脇のスペースでも、アジア市場への進出をめざす企業がミーティング中でした。
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奥にある暖簾をくぐって、螺旋階段を上ると、そこから先は土足厳禁の日本間になっています。
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床には草履が揃えられ、棚には日本酒の瓶も見えました。

毎年数限りなく誕生するイスラエルのスタートアップ企業の多くには、オフィスを構えるという発想はもともとなく、このようなコワーキングスペースから新技術を世界へ発信していきます。
「サムライハウス」の利用者は、特定の部屋を決めることなく、朝来た企業順に好きなコーナーに陣取って仕事をしています。

すぐ隣りに高級日本食レストランもありましたが、一等地ということで、周りのレストランは高いからという理由で、飲み物はキッチンで自分で作り、昼食はお弁当持参のワーカーがほとんどだそうです。

交通手段も地道に、徒歩やバス利用でやって来るワーカーが多いとか。

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住所

2F-5, Nahalat Binyamin St 52, Tel Aviv 65154 Israel
ナハラット・ビンヤミン通りのビルの2階

SPONCER

利用料金

オープンスペース席 1,500シェケル(約45,000円)/1人1ヶ月(税込み)
利用可能時間: 午前9時〜午後10時

ドロップイン 100シェケル(約3,000円)(税込み)
利用可能時間:(日〜木)午前9時〜午後7時、(金)午前9時〜午後1時

※ 見学可能時間:月〜木 午前11時〜午後3時

民間のコワーキングスペースの相場は、テルアビブだと、こんな感じです。

入居対象者

  • イスラエルで起業予定の方(面談あり)
  • シードマネーを獲得しているイスラエル/日本の起業家
  • 起業家とコラボレーションしたい大企業、弁護士、会計士、デザイナー、エンジニア、メディアの方

ファシリティ

会議室、Wi-Fi、電源、登記、セミナースペース、電子レンジ、休憩室、プロジェクター、スクリーン、キッチン

電源とコンセント

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Source: http://www.arukikata.co.jp/country/meast/IL_travel_2.html
イスラエルのプラグは、通常3つ足で穴が楕円形の特殊な形ですが、ヨーロッパで使用されている2つ足のCタイプも使用できます。
日本の電圧は100Vですが、イスラエルの電圧は220V(50Hz)なので、一般的な家電はそのままでは使用できません。
使用するには変圧器が必要です。Macのチャージャーは世界中で使用できるように240Vまで耐えれる設計になっていますので、変圧器なしで使用できます。
しかし、プラグの形が違うので、変換プラグが必要です。

インターネットスピード

遅いです。上り3M、下り35Mくらいです。

入居者特典

  • 限定イベントへの参加権
  • 当施設でのイベント参加無料

イスラエルへ訪れた際は、ぜひ一度、訪ねてみてください。
バイタリティ溢れるスタートアップにきっと出会えます。

URL

http://samurai-house-israel.asia/

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