起業する際に大切な3つのポイント

忙しい時に大事なのは調整力

起業すれば、もう出社時間に合わせて起床しなくてもよく、取りたい時に休暇も取れるフレキシビリティを手に入れられるわけですが、その反面、起業家を待っているのは、猛烈な忙しさでしょう。忙しい時に一番大事なのは、調整力です。ここではこの調整力という観点から、起業をする上で大切になる3つのポイントをご紹介します。

SPONCER

ポイント1:作成すべき3つのリスト

起業をする上でタスクが溢れてきてしまい管理がとても大変になります。そんな時に必要なのがリストです。ここでは起業をする上で作成しておいた方が良いリストを3つのタイプに分けてご紹介します。

1.To Doリスト

私は「日ごとリスト」を作っていますが、中には「週ごとリスト」の方が働きやすいという人もいるでしょう。または「プロジェクトごとのリスト」、「クライアントごとのリスト」という方法もあります。どちらにしても、要は前もって計画を立てておくことが大切です。
やるべきことリストを作成する上で大切なのはあまり多くを詰め込まないことです。使える時間とリソースに照らし合わせて、実行可能なものだけを含めてください。
1日の終わりに翌日のリストを作っておくと、翌日はそれを実行するだけで済みます。

2.アウトソースリスト

自分のビジネスである以上、できることは何でも自分でやりたいのはわかります。しかし、そのタスクがうまく行われるかどうかに視点を移して、外注できるものは外注しましょう
やる必要のあることの中から、何を外注できるか考えてみてください。
旅の予約、ブログ記事のアップロード、SNSプラットフォームの維持などは容易に外注できます。時間ができたらしたい全プロジェクトのリストも合わせて作っておくのも効果的です。

3.なりたいものリスト

「人は信じているものになる」と言われています。
一端「何かをする」という意思決定をすると、それを達成するのは容易になります。一歩進んで、それを書き止めておくともっと効果的です。物事を書き出すと、達成できる可能性が33%上がるという調査結果もあるほどです。
その他に、今はどうやって達成すればいいかわからないような大きな夢のリストも作っておきます。それらを目につくところに貼ったり、スマホのリマインダーにセットして、数か月ごとに見ると、モチベーションの向上につながります。

ポイント2:おすすめのアプリ5選

リストができたところで、それを実行するあなたを手助けするのが、スマホアプリです。米国の起業家たちがスマホに入れているアプリには、以下のようなものがあります。

1.Evernote

Evernote
参考: https://evernote.com/

あなたが使っている全デバイス同期可能の万能型アプリです。
Evernoteを使えば、メモを取る、写真を撮る、やることリストを作る、名刺のスキャン、音声リマインダーを作るだけでなく、それらすべての検索もできます。
起業家は会議やセミナーに参加してオフィスを離れる機会が多いので、全体的な生産性を向上させるためにも、組織化してくれるアプリは有益です。

2.TripIt

tripit
参考: https://www.tripit.com/

TripItでは旅にまつわるロジスティク、スケジュール、直前の遅延と確認のすべてを行います。旅行の確認メールをTripItへ転送するだけで、旅行中の旅程を同期することができ、One Stopで旅に関する情報を管理することができます。

3.UberConference

uber conference
参考: https://www.uberconference.com/

海外との電話会議の費用を節約できるアプリです。UberConferenceでは会議ごとに作成されるPINコードを必要とせず、アカウントに独自のナンバーが割り振られます。スケジュールを決めその番号にアクセスしたメンバーと電話会議を行うことができます。
また、オンラインでの電話会議なので、PCのスクリーン画面をメンバーと共有しながら会議を進めることが可能です。
さらに、顔が見れない電話会議ですので、誰が参加しており誰が発言したかわかりにくいものですが、このUberConferenceではSNSと連係させ、会議参加者の情報が表示されており、誰が発言したかもわかるようになっています。
今なら、無料メンバー登録では、5回まで無料で会議通話ができますが、SNSのアカウントにリンクすると17回まで無料になります。

4.Scanner Pro

scannerpro5
参考: https://readdle.com/products/scannerpro5

このアプリは紙媒体の書類や領収書などをiPhoneやiPadのカメラで撮影するだけでPDFファイルとして作成することを可能にするポータブルスキャナアプリになります。
また、dropboxやEvernoteなどのストレージアプリとも連携が可能で、スキャンしたその場でファイルを共有することができます。
複数枚の契約書や長い書籍などをスキャンし、一つのPDFファイルとして作成することも可能ですので、重要書類がバラバラになることもありません。

5.Dropbox

dropbox
参考: https://www.dropbox.com

写真やビデオをどこにでも持参できる、お馴染みのアプリです。誰でもコンピュータ上にはもっているでしょうが、Dropboxのモバイルアプリを使えば、出先でも必要ファイルにアクセスでき、シームレスにスマホ、ラップトップ、タブレット上のドキュメントを見ることができます。

ポイント3:大切な6つのマインドセット

リストでやるべきことが明確になり、お助けアプリに支えられても、最終的にものを言うのはやはり起業家自身の能力です。それを高めるためには、様々な面で学びを得なければなりません。その学びを継続する上でも起業家が持つべき6つのマインドをご紹介します。

1.苦労してスキルを身につけた人から学ぶ

業界的には恵まれていない環境下でも成功している人(例えば、身長が低いにも関わらず、努力して成功しているバスケットプレイヤーなど)から学ぶことはとてもたくさんあります。苦労してスキルを身につけた人を見つけて、モデルにします
そういう方々から学んだことはゆくゆくビジネスで壁にぶち当たった時に打ち勝つための要素になるでしょう。

2.小さなことにくよくよしない

新しいことを学ぼうとする時、細かいところまでこだわると行き詰まってしまいます。全体像に焦点を当てるよう心がけてみてください。
例えば、新しい言語の習得なら、最も頻繁に使われるフレーズから始めると良いです。物事の根本となる重要な概念を把握したら、残りはより理解しやすくなります。

3.大きなプロジェクトは切り刻む

大きなプロジェクトを行う場合は、達成可能でかつ小さいタスクに割り振りましょう。小さいタスクにはそれぞれに締め切りを設定してください。その積み重ねが成功への近道になります。
例えば、新しいシステム言語を学ぶ時は、項目ごとに分けそれぞれにスケジュールを割り振ります。そうすることで日々の学習範囲が明確化されます。

4.間違いを恐れない

初めて何かをする時に完璧を期待すると、自身に余分なプレッシャーをかけてしまいがちです。
小さなTry & Errorを繰り返しながら成功へと近づいていくため、間違いを恐れないことが大切です。

5.助けを求める

少し上達してくるとプライドが入り込んで、人にアドバイスを求めるのを止めてしまうことがあります。世の中はとても広く、様々な分野でエキスパートな方々は多くいます。その方々に常にアドバイスを求めないのは学ぶ機会を減らしているだけかもしれません。
常にエキスパートを探し、現在の状況や課題などを相談しましょう!思いもよらないアイディアが出てくるかもしれません。また、多くの人は、人に知恵をかすのを喜ぶものですから、エキスパートのアドバイスを受けない手はありません。

6.自分を褒める

新しいことを学び続けるには、時間と労力が必要です。しかし過酷なこの作業を継続させるためにモチベーションを保ち続けるにはどうしたら良いのでしょうか?
思い切って自分にご褒美をあげるようにしてください。進歩のそれぞれの段階で「欲しいもの」を買ったりや「好きなこと」をしに出かけたりと自身にご褒美をあげるのです。次のステップへ進む意欲を起こさせるものであれば、大きなものでなくてもいいのです。例えば、ゴルフのラウンドに出かけるなどはいかがでしょうか。

ここに挙げたポイントは、起業をする上でとても重要な事柄ばかりですが、会社員や学生の方々でも活用できるものばかりです。ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

参考
SPONCER
Related Article