コワーキングスペースで人脈を広げるための5つのヒント

近年、世界各地でコワーキングスペースをフル活用しているスタートアップ企業やリモートワーカーが急増しています。リモートワーカーの強い見方であるコワーキングスペースの有効な使い方を、YourCourageousLife.comの制作者ケイト・スウォボダさんが提案しています。

http://www.yourcourageouslife.com/

コワーキングスペースで人脈を広げるための5つのヒント

リモートワーカーにとって、コワーキングスペースへ足を運び、ヘッドフォンを着用して作業に取り掛かるのは、生産的になるための一番よい方法かもしれません。しかし、コワーキングスペースで自分の仕事だけをしているのでは、あなたのビジネスを成長させるせっかくのチャンスを無駄にしていることになります。

とはいえ、そこで作業をしている誰もが自分の仕事を片付けようと集中しているときに、あなたのビジネスについて相手の関心を惹こうとするには、その場の人と場所を尊重して行動することが必要です。自己紹介の時に「私のビジネスは○○だ」を繰り返していたのでは、中古車のセールスマンのように見られても仕方ありません。

人脈作りの会話で最も重要なのは、信頼性です。

スウォボダさんが提案する有益な方法は、以下のとおりです。

1. 会話を持ちかけて、話好きになる

これは、日本人が得意とするところではなさそうですが、まず誰かに話しかけてみることです。「コーヒーを飲みに行きませんか」、あるいは、コピールームで、「メンバーになって、どのくらいですか」というような簡単な質問で、会話を始めてみるとよいでしょう。生活やビジネスのコーチをしているティファニー・ハンさんは、サンフランシスコのMakeshift Societyというコワーキングスペースで提供されていたクラスで、自分のビジネスのターゲット層に当てはまる参加者と結びつく機会を見出したそうです。

「私はそこでターゲットクライアントとなる人々に出会うことができました。でも直接セールスの話をする代わりに、絆を築いたんです。」彼女は、ビジネスを推し進める機会に視点を当てるよりも、まず会話に集中したのだそうです。

2. ワークトレードを提案する

もしあなたが必要としているような何かをオファーする人に出会ったら、その人が必要としている何かをあなたがオファーできるかどうか考えてみましょう。このアプローチの利点は、コワーキングスペースの他のメンバーが、あなたのサービスについて聞く機会を持つかもしれないことです。

例えば、あなたがグラフィックデザイナーで、相手が広報担当者なら、お互いのサービスの交換を提案してみるのです。彼女の新しい名刺をデザインすれば、それに目をとめる誰もが、あなたのデザインを見ることになります。

3. 知識を共有する

カリフォルニア州ペタルマのWORKの共同設立者である、マット・モーラーさんとナターシャ・ジュリアナさんは、メンバーの専門知識をシェアするトークをホストしています。「コワーキングのポリシーは、開放性ですから」とジュリアナさんは言います「企業秘密を共有する必要はありませんが、あなたの知識を共有することは、仲間のコワーカーを助けることができるだけでなく、将来あなたの利益にもつながるのです。あなたの知識をシェアすることは、将来あなたが便利な知識を受けとる側にもなりえるということです。」

4. 便利な販促資料を作る

あなたの会社名とURLの入ったペン、ホッチキスやメモ用紙を、コワーキングスペースに置きましょう。それらを机の上や休憩室に無料で置きます。これらのアイテムは日常的にコワーキングスペースで必要とされているものなので、あなたが押し付けることなく、人々が自らそれらを使い始めるはずです。

5. 情熱を示す

「販売すること」と、「あなたがやっていることに情熱を持っていることを示すこと」には違いがあります。販売するときには、何かを買わせるために、相手の異論を克服しなければなりません。あなたがしていることへの情熱を示すことは、好奇心を喚起して、人との関係を結ぶことをたやすくさせます。

あなたが今話しかけている相手には、あなたの製品を買う必要はないかもしれません。でもその人が、あなたが心地いい、話しやすい人だとわかれば、他の人へあなたを紹介してくれるでしょう。彼があなたを気に入って、あなたの助けになろうとしてくれるからです。

コワーキングスペースは、それを「使う」だけでなく、それを「どう作るか」にかかっています。それは「仕事を成し遂げるためのスペース」をはるかに超えたものです。このスペース内での「ネットワークの可能性」が、コワーキングスペースの主要な利点です。これが正しく行われれば、この人脈作りは売り込み不要の、控えめで、新しい友人と冷水器の周りで会話を交わすのと同じくらい簡単に感じられるものだとスウォボダさんは結んでいます。

ぜひ、試してみてください。

参考
http://www.entrepreneur.com/article/238257

Image Credit: Daria Shevtsova via unsplash

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