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ビジネスSNS No1のLinkedIn
anywherでも数々ご紹介させていただいたLinkedInですが、改めて質問させてください、みなさんLinkedInをご存知ですか。
世界中のプロフェッショナルをオンライン上で結びつけ、生産性を上げることを目的とするこのSNSは、2003年に立ち上げられて以来、ビジネスSNS No.1の地位を保っています。
昨年4月には世界の総ユーザー数3億人を突破し、現在月間約9千万人のアクティブユーザ―を持っています。発信国の米国ではFacebook、Twitter、Pinterest、Google+などに続いて、使用頻度の高いSNSの第7位になっています。
日本人のユーザーは限定的?
これだけ人気の高いLinkedInですが、日本ではまだ、IT業界や外資系企業以外のユーザーは限られているようです。
それにはいくつかの理由があります。日本では終身雇用制の名残りから、いまだに転職率が低いことです。35歳を過ぎると、よほど能力のある人でない限り転職が難しくなります。また日本はスキル重視の社会でないことも原因しています。
ともあれ、LinkedInが日本へ上陸したのは、世界中の人々が、経済大国で高い技術も備えた日本人と繋がることに意欲的だったという証拠です。地球の裏側の人とも繋がることのできるグローバルなプラットフォームでありながら、身近な繋がりも築けるこのSNSを活用しない理由はありません。そこで、ここではLinkedInの仕組みと、効果的な使い方をご紹介しましょう。
基礎編:LinkedInの使い方
プロフィールの作成
まず自分のプロフィールを作成します。これは履歴書と同じですから、学歴、経歴、アピールできる活動内容を、偽らず正確に書き込んでください。プロフィール写真は付けた方がはるかに効果的です。会社のロゴや、家族写真ではなく、フォーマルなビジネス用の顔写真だけを使うようにしてください。
コネクションの追加
次に個人的な知り合いをコネクションとして付け加えます。これらはあなたの人脈と見なされます。彼らには直接メッセージを送ることができます。
セカンド・コネクションは、あなたの直接コネクションのコネクションです。例えばあなたの友人の田中さんの同僚の中山さんは、あなたのセカンド・コネクションになります。また、中山さんのコネクションは、あなたのサード・コネクションになります。これらの間接コネクションとコンタクトを取りたい時には、その人を直に知っている人に紹介を頼んだり、有料サービスにグレードアップする必要があります。
その他利用必須な機能
あなたのコネクションは、あなたのワークスキルについて推薦を書くことができます。これはビジネスプロモーションにたいへん役立ちます。
ビジネスネットワークができ上がると、特別分野についての質疑応答や、調査、次のプロジェクトに適切な人材を見つけ出したりすることができるようになります。LinkedIn Pulseには、ビジネス関連の優良な記事が投稿されますので、参考にできるでしょう。
実践編:LinkedInの活用方法
欧米では多くの社会人がLinkedInに登録していますが、プロフィールを作成してコネクションを加えると、それでおしまい。ほったらかしにしている人もいるようです。そこでここからは実践に即した活用方法をご紹介します。
LinkedInを使って人と繋がり、コミュニケーションすることは、実際に人と付き合うのと同じことです。ビジネスではお互いの信頼関係を絶えず深めなければなりません。相手があなたのLinkedInネットワークへの招待を受け入れたからといって、あなたに興味を持ったとはまだ言い切れません。LinkedInを本当にビジネスに活かしたいなら、相手に意味のある何らかの価値を付加しなければなりません。
例えば最近20人のジャーナリストをコネクションに加えたとして、将来その人たちと仕事をするためには、関連資料やe-bookを次のメールで送ってみるのです。こうして相手との関係を開発していきます。
また、目的をもってコネクションを加えることも必要です。最初はネットワークを広げることだけを考えて、やみくもにコネクションを加えていきますが、数百人以上のネットワークになると、コンタクトを取りたい人をすぐに見つけ出せなくなってきます。最初から目的をもって、あなたのビジネス目標に必要な人だけを加え、「会計」「メディア」「ジャーナリズム」などのように、タグ付けするといいでしょう。そうしないと、新しいコネクションのすべてが「タグなし」欄にごちゃ混ぜに登録されてしまいます。
まとめ
LinkedIn Japanの初代代表代理のキャサリン・ポーター氏は、転職率の低い日本でも社内の移動は頻繁にあり、労働者は色々なスキルを身に着けているので、それらをプロフィール欄でアピールすることができると言っています。また相手の名刺を大切に保管する日本の伝統のように、LinkedInではサイト上のコネクションを管理し、人間関係を築いていくことができると言っています。
ビジネスパートナーを探したり、キャリアアップに繋げたりと多様な使い方のできるSNSですので、皆さんもぜひ試してみてください。
参考
http://www.job-hunt.org/social-networking/effective-linkedin-profile.html
http://www.forbes.com/sites/joshsteimle/2013/08/07/top-3-tips-from-a-linkedin-expert/
http://www.forbes.com/sites/williamarruda/2014/10/21/three-simple-steps-to-building-a-powerful-linkedin-network/