AOL、Google、TwitterやFacebookなどの時代を牽引する数多くの有名企業では、スタンディングデスクを積極的に採用しています。
Googleではウェルネスプログラムの一環として、従業員にスタンディングデスクを支給しているそうです。
従業員のだれでも、望めばスタンディングデスクで働くことができます。
Facebookでは、従業員の250名程が、スタンディングデスクを使用しています。
Facebookリクルーターのグレッグ・ホイも、スタンディングデスクを使い始めてから、午後3時でも疲れを感じなくなったと証言しています。
FF Venture Capitalでは、立っているとアイデアの交換がより活発になるという理由から、会議室にスタンディングデスクが設置されています。
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トーマス・ジェファーソンも使用していたスタンディングデスク
最近注目を集めている、スタンディングデスクは、決して目新しいものではありません。
古くより、何世紀にもわたって人々に使われてきました。
第3代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンやウィンストン・チャーチルのような著名人も、毎日の生活の中でスタンディングデスクを活用していたそうです。
椅子に座って作業する人は、心臓発作で亡くなる確率が54%増す
業務時間の大半を椅子に座って作業する人は、心臓発作で亡くなる確率が54%増す、などの研究結果があります。
それ以外にも、背中の痛み、肥満、糖尿病、心臓病のリスクが高まるとも言われます。
スタンディングデスクのメリットに思いをはせるにはこれだけで十分なのですが、だからと言ってスタンディングデスクがあなたの肥満を解決してくれるわけではありません。
スタンディングデスクの人気には懐疑的な見方もあります。
そこで、ラトビアのスタートアップインキュベータDraugiem Groupが、実際にスタンディングデスクをテストしてみることにしました。
その結果は以下の通りです。
スタンディングデスクは生産性を向上させる
スタンディングデスクを使ことで生産性が10%上がったそうです。
このテストには、電動調節可能なデスクが使われました。
ボタン一つで完璧な高さ(立ち作業で肘が90度に曲がる高さ)に調整できるので、座った状態に調整した時にも、普段より背中がまっすぐになったという、思わぬ効用もあったそうです。
執筆活動では、座っている方が作業がはかどる
立っている状態は私たちに、タスクを完了することに意識を集中させるような切迫感を与えます。
これは結果の概要がわかっているようなタスクを完了させるのに理想的です。
ただ、もっと創造的なアプローチが必要な、可能なコーディングソリューションを考えたり、記事を書いたりするようなタスクでは、座っている方が作業がはかどるようです。
その他の特出すべき結果
立っていることによって、私たちはエネルギーレベルを均一に保つことができます。
昼食後に眠くなってしまうようなことがなくなって、一日中同じエネルギーレベルを保って作業することができます。
タスクに対する高い集中。
一つのタスクが終わったら座るようにすると、タスクにより集中することができます。
多数のタスクをいっぺんにこなそうとすると生産性が落ちることは、だれでも知っていますね。
座っていると、他のサイトに目を通したりして、意識が分散しがちになります。
頭痛の軽減
8年間毎日8時間座って作業をしていたプログラマーの例では、立ち作業をすることによって頭痛が減ったそうです。
禁煙効果
喫煙をやめようとしていた人は、立ち作業の間、絶えず左右に体重を移さなければならなかったため、タバコのことを考えることが減ったと言います。
結論的には、立ち作業は完了させなければならないタスクに向いているということです。
いくつかの、しなければならない小タスクを終わらせるのに理想的ですが、深い思考を必要とするような仕事には、座った方がよさそうです。
参考
http://readwrite.com/
http://ergonomics.about.com/