3Dプリンタの普及に伴い、対象物の3Dデータを取得する3Dスキャナの需要も高まってきます。
現在開発中の「eora 3D」を使えば、スマートフォンを3Dスキャナとして活用できます。
eora 3D
簡単に使えるスマート3Dスキャナ
eora 3Dは、水筒のような形をしたアルミ製円柱型デバイスで、側面にスマートフォンを固定するためのアームを備えています。
本体の大きさは、高さ150mm、直径60mmと非常に小型。重量も980gとなっており、持ち運びもできそうです。
使い方は、固定したスマートフォンをスキャンの際のディスプレイとして利用します。
スマートフォンの専用アプリとBluetooth連携したうえで、スキャンしたい対象物を付属のターンテーブルにセット。
専用アプリの開始画面をタップすると、本体上部からレーザーの照射が開始され、対象物をスキャンしてスマートフォンに3Dデータを取り込みます。
スキャンは5分ほどで完了するとのこと。
高精度なスキャンデータをスマホに保存
取り込んだ3Dデータは、「.ply」「.obj」「.STL」の3種類の拡張子で書き出せます。
データを3Dプリンタに取り込むことで、対象物の複製も可能です。
専用アプリはiOS/Androidに対応。
スキャン精度は0.1mmとしており、対象物をスキャンできる距離は1m以内です。
製品の出荷は2016年6月予定
eora 3Dの開発プロジェクトは2015年10月、Kickstarterで出資金を募り、目標金額を達成してクラウドファンディングに成功しました。
製品の出荷は2016年6月となるそう。
販売価格は399ドルは予定しています。
すっかり見かける機会も増えた3Dプリンタですが、今後もさらなる3D技術の進化が予想されます。
Cup Face
by eora 3D
on Sketchfab
2015.10.17
新しい毎日を創るプラットフォーム DMM.MAKE
参考リンク
http://www.eora3d.com/
https://www.kickstarter.com/projects/eora/eora-3d-high-precision-3d-scanning-on-your-smartph