リモートワークは、好きな時間に好きな場所で仕事ができることで、自由なイメージばかりが先行しますが、実際は生活リズムを自分でコントロールしなければならず、自己管理は大変です。
そんななかで、充実した生活を送るにはどうすればよいのか、LifeLearningサイトに寄稿されたベンジャミン・ハーディ氏のヒントを見てみましょう。
Contents
サバイバルモードから脱出する
あなたはサバイバルモードに陥っていませんか。
自分の時間をコントロールしている人は本当に少ないですが、ちょっとした工夫で、あなたは自分の人生のデザイナーになれます。
あなたは自分の人生の責任者なのです。
1. 健康的な7時間以上の睡眠をとる
睡眠が何より大切なのはご承知のとおりです。
しかし、多くの人が睡眠不足で、健康に悪影響を及ぼしています。
米国では少なくとも4千万人が様々なタイプの不眠症を患い、成人の6割、子供の約7割がよく眠れない夜を週数回過ごしています。
健康な睡眠の利点は
- 記憶力の向上
- 寿命を延ばす
- 創造性の向上
- 集中力の向上
- 運動を伴えば、脂肪の減少と筋肉量の増加
- ストレス軽減
- カフェインなど刺激物への依存の減少
- 事故に巻き込まれる危険の低下
- 鬱へのリスクの低下
など数限りなくあります。
刺激物をとってその場をやり過ごすことは長続きしません。
よく寝て、長期的に持続する健康を築くことが大切です。
2. 祈りや瞑想
安らかな睡眠から目覚めた後、瞑想などで自分をポジティブな方向へ向かわせることは有効です。
自分が持っているものに感謝し、自分の可能性を認識します。
人間は磁石のようなもので、自分の持っているものに感謝している時、よりポジティブなものを惹きつけます。
感謝は成功への一番大切な鍵かもしれません。
3.ハードな肉体運動
運動の必要性は誰でも知っているものの、定期的に運動している人は、米国の成人男女の3分の1しかいないそうです。
健康で幸せな、生産性の高い人間になりたいのなら、定期的な運動は欠かせません。
ジムへ通う人もいますが、早朝の庭仕事でもオーケーです。
運動は憂鬱、心配、ストレスの解消に役立ち、仕事の成功にも繋がります。
自分の身体に気をつけなければ、全ての面が崩壊します。
人間はトータルなものだからです。
4.30グラムの蛋白質を摂る
イリノイ大学のドナルド・レイマン名誉教授(栄養学)は、朝食に少なくとも30グラムの蛋白質を摂るよう勧めています。
「The 4-Hour Bod」の著者のティム・フェリス氏も、起床30分後に30グラムの蛋白質を摂れと勧めています。
蛋白質を豊富に含んだ食品は長く胃に留まり、長時間満腹感を保ちます。
また血糖値を保ち、空腹を防ぐので、肥満の原因になるトースト、ドーナツなどの炭水化物への欲求を低下させます。
午前に十分な蛋白質を摂るには
- 朝食のカロリーの少なくとも40%を蛋白質で摂る。
- 全卵2-3個(各卵は6グラムの蛋白質を持っている)
- 卵好きでない人には、七面鳥のベーコン、カッテージチーズなど
- 水で溶かしたプロテインシェイク
ベジタリアンにはマメ科の植物、野菜、ナッツ、種子など、植物ベースの蛋白質もあります。
5. 冷たいシャワーを浴びる
毎朝の日課として、冷たいプールに飛び込む人もいます。
冷水は、肉体的精神的健康を促進します。
これを定期的に行えば、体の免疫、リンパ、循環器や消化器系システムへ長期的な変化が起こり、人生の質を向上させることができます。
新陳代謝も高まるため、減量も促します。
2007年の調査では、日常的に冷たいシャワーを浴びることには、薬の処方よりも、抑うつ効果があるという結果が出ています。
冷たい水に飛び込んだり、冷たいシャワーを浴びたりすることは容易ではありませんが、20秒もたてば慣れてスッキリします。
その後は、意志力が高まり、創造性とインスピレーションが向上します。
6. 精神を向上させるコンテンツを聞く/読む
成功者は週に1冊のペースで本を読んでいるそうです。彼らは常に学んでいます。
通勤通学中にオーディオブックを聞くことで、週1冊のノルマは簡単に実行できます。
また、毎朝15-30分、有益な情報を読むだけでも、あなたの人生は変わります。
長期間にわたって見ると、あなたは何百冊もの本を読むことになり、色々なトピックに精通することができます。
7. 自分のビジョンを見直す
短期、長期の自分の目標を書き出します。毎朝数分かけてそれを読むことで、1日を大局的に見ることができます。
目標を毎日読めば、あなたは毎日それらについて考えるようになります。
目標を達成することは科学です。
単純なパターンに従えば、それらがどんなに大きくても、全ての目標は達成可能です。
その基本は、それらを書き出して、毎日読むことです。
8. 長期的目標に向けて少なくとも1つのことを行う
ハードな仕事は、朝第一に行います。
一日の終わりでは疲れて、それを翌日送りにしてしまうからです。
「明日やろう」を繰り返していては、決して実行されません。
先送りにしてきたようなことは、まずやってしまうのです。
長期的目標に向けて毎日1歩前進すれば、ゴールはそれほど遠くはないことが見えてきます。
まとめ
「朝これらを行っておけば、その後の時間がどうあれ、大事なことはもう行われているのです。あなたは夢に1センチ近づいています。仕事も人間関係もうまくいき、自信や明解なビジョンも持てるでしょう。あなたの人生は変わり、宇宙は美しい方法であなたに応答してくれるはずです」とハーディ氏は結びます。
参考
http://medium.stfi.re/life-learning/8-things-every-person-should-do-before-8-a-m-cc0233e15c8d
Image credit: David Mao via unsplash