立派な実業家を見ると、「最初から立派なビジネスを成功させた」ように思えるかもしれません。
しかし実際は、文化祭の模擬店のような、ささやかなビジネス経験から、大きな成功を生み出しています。
今回は、起業を迷っている大学生に、学生起業の方法やメリット・デメリットをご紹介します。
ビジネスが学べるスクールなどについても触れていますので、起業を学びたい学生さんも必見です!
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Contents
大学生は起業に挑戦したほうがいい? その理由はメリットにアリ
さて、なぜ大学生でも起業したほうがいいのでしょうか。その理由は、魅力的なメリットにあります。
年長者からのアドバイスや支援を受けやすい
大学生は、世間では半人前の未熟者という印象があります。しかしそれは、起業するうえでは強みです。なぜなら、何かあればアドバイスを貰えたり、支援してもらったりと、まわりの大人が助けてくれるからです。
この大人とは、一個人である場合もあれば、学校などの教授、企業などさまざまな肩書きを持つ人のこと。それぞれの大人たちが若者を育てたい一心で、助言や支援をしてくれるのです。支援とは、ときには経済的な支援であることもあります。
大学生というだけで、「アドバイスをしてあげよう」「頑張っているから助けてあげよう」と、人が集ってきてくれるこの機会を、活かさない手はないでしょう。
まだ親を頼れるリスクの低さ
大学生に起業をおすすめするのは、まだまだ親を頼れる年齢だということです。社会人の場合、自分の生計は自分で賄わなければいけませんが、学生の場合は、多くの人が親からの援助や奨学金で暮らしています。
起業は失敗の可能性も十分にはらむものです。失敗する可能性があるなら、リスクの少ない大学生のうちに挑戦しておけば、そんな安心なことはありません。
時間も体力もある
起業した直後は、多くの場合休む暇はありません。深夜まで作業することも当たり前にあるでしょう。学生のうちは、比較的時間にも余裕があり、体力もある世代です。
学業と両立しながらの起業は大変かもしれませんが、会社勤めをしながらの起業はさらに大変です。体力の面だけ考えても、若いほうが有利なことは明らかでしょう。
それなら、時間も体力もある大学生のうちに、はじめての起業を経験しておくのは悪いことではありません。
失敗してもメリットがある
30代や40代で起業に失敗したら、それは社会的には負のレッテルになるかもしれません。しかし、大学生の場合は違います。失敗しても世間はそれを「仕方がない、学生だから」と、比較的にやさしく受け止めてくれます。むしろ「大学生なのに、起業するなんてすごいね」と褒めてくれる可能性もあります。
もし、起業に失敗しても、それを就職活動に活かせる可能性もあります。失敗というとネガティブなイメージがありますが、大学生の起業失敗は価値があるのです。
もちろん、大学生の起業にはデメリットもある
さて、ここまでメリットについて見てきましたが、もちろん、大学生での起業はデメリットもあります。どんなデメリットがあるのでしょうか。
資金不足に陥りがち
学生の場合、銀行から融資がもらえることはまずありません。利益が上がらなければ資産はマイナスになる一方……。一般的な起業よりも、資金不足の壁にぶつかる可能性が高くなります。
しかし、大学生を専門に投資してくれるベンチャーキャピタリスト(投資家)もいますので、やる気さえあればお金の問題は解決できそうです。
学業が疎かになる可能性も
起業はたくさんのやることがあります。大学の授業をこなしながら、試験勉強もし、その中で起業・経営をしていくのはとても大変なことです。最初は両立できていても、事業によっては業務が増えすぎ、学業が疎かになってしまう可能性も……。
また、卒業後は企業で働きたい大学生の方もいらっしゃるでしょう。その場合、就職活動との両立ができなくなってしまう可能性もあり、将来の人生設計に狂いが生じてしまう可能性も……。
事業がうまくいってもいかなくても、自分ですべてをコントロールできないのが会社経営です。コントロール不能になったとき、自分の人生が狂わないように、いつもバランスを大事にしていかなければいけません。
大学生が起業する前に知っておきたいこととは
さて、これを読んで起業を心に決めた大学生のあなた。これから起業するなら、いくつか知っておいてほしいことがあります。
まずは会社設立の方法を知る
起業するなら、まずは会社設立の基礎知識を知っておかなければいけません。簡単に説明すると、会社を設立するためにはまず、定款(ていかん)を作成する必要があります。そして、その定款を認証してもらい、法務局に登記申請する必要があるのです。
ただし、会社設立には20万円ほどの費用がかかります。
もし、その費用がネックになる場合は、会社を設立するのではなく、個人事業主として事業を開始し、資金がたまったところで法人化するという手もあります。
事業内容をじっくり検討する
「起業しよう!」という大学生の多くは、何をするかが決まっていないケースが多いです。事業内容を決めずに起業を志す人が多い現状で、起業したい欲だけが高まっていることが多々あります。
また、「これはいい事業だ」と思っても、それが本当に世の中に受け入れてもらえるビジネスだとは限りません。また、需要はあっても利益につながらないビジネスもあります。
事業内容は検討に検討を重ねる必要があることを、肝に銘じておきましょう。
資金調達には必ず困るから
大学生が起業する場合、資金調達にこまる可能性が高いです。資金不足によって事業がストップしないように、資金調達の困らない仕組みも同時に考えていくといいでしょう。
例えば、ネットビジネスなら仕入れ等がなく、少資金から始めることが可能です。資金の少ない大学生でも事業を継続しやすいメリットがあります。
また、クラウドファンディングを活用するのも一つの手です。例えば、融資は借金と同じですので、返済義務があります。しかし、クラウドファンディングなら投資ですので、返済の義務はありません。ネットで資金を調達できるので、大学生でも比較的容易に資金を集められます。
最後に、自己資金を貯め、立ち上げ資金に当てるのも正当なやり方です。アルバイトなどをすれば、コツコツと貯めることができるでしょう。多額の資金を用意するのは難しいですが、自分次第で調達できるハードルの低さがあります。
大学生で賢く起業するには
大学生がこれから起業するなら、賢く学びながら、力を試しながら起業を進めていくといいでしょう。
起業サークルで学び合う
大学によっては、起業サークルがある大学もあります。起業サークルは起業に興味のある学生が情報を交換し、学び合う場です。東京大学には有名な起業サークルTNKというサークルがありますが、このサークルは他大学でも参加できるサークルです。
一緒にビジネスを立ち上げる仲間も見つかる可能性がありますので、このようなサークルに参加して、刺激を受けてみるのもいいでしょう。
ビジネスコンテストで力試しをしてみる
ビジネスコンテストとは、ビジネスプランを競うコンテストのことです。審査員からそのプランの内容に対する評価をもらえ、それを生かして実際の起業に活かすことができます。
また、もしこのコンテストで優勝などした場合、特典として起業支援を受けられることがあります。支援とは、資金的な援助や、作業環境に関するサポート、専門家によるコンサルティングなどです。
ビジネスコンテストは単純な力試しだけでなく、起業の夢に近づくチャンスもあるのが魅力です。
大学生向けのビジネススクールに通う
大学以外の場で起業を学ぶのもおすすめします。例えば、「WILLFU(ウィルフ)」は、大学生が起業スキルを学ぶためのビジネススクール。起業に必要な経営スキルを学ぶのはもちろん、実践の「起業体験」を通して起業を体験できるのが魅力のスクールです。
スクールの終盤では、実際に利益ランキングを発表。自分の立ち上げた事業の収益性をチェックし、振り返りを行うことで、起業に必要なスキルを積んでいくことができます。
このスクールでは、インターネット事業、対面販売事業、イベント事業の3つの事業立ち上げを経験できます。全部で3回経験できるので、自分で起業するだけの力が身につくのです。
「WILLFU(ウィルフ)」は、サイバーエージェントやホームズで有名なLIFULL、クックパッド、リクルートが出資・協賛するスクールという強みもあります。
このように、今の世の中は大学生でも起業しやすい環境が整っています。自分が求めさえすれば、起業は難しいことではありません。
もし、挑戦したいと思っているのなら、学ぶことだけでも、学生のうちから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、将来の糧になるはずですよ。