片付いたホームオフィスのための9つのヒント

多くの人にとって、リモートワークのホームオフィスはどうしても乱雑になりがちです。
仕事の締め切りが迫っていたり、やらなければならないことが山のようにある時は、もちろん整頓どころではありません。
しかし、作業スペースが乱雑では、いい仕事はできないという事実にも向き合ってみてください。
以下は、ホームオフィスをより組織化し、快適で生産的なスペースにするための9つのヒントです。
短時間で作業スペースを片付けるのに役立ちますので、あなたのオフィスにもぜひ取り入れてみてください。

片付いたホームオフィスのための9つのヒント

1．マルチタスク・メッセージボード用のスペースを作る。

メッセージボードは、ホームオフィスの効率性と魅力をアップします。これは大事な約束事を書き込んだり、しなければならないこと、再検討すべきアイデアのリストとして使うだけでなく、創造性や生産性を向上させる視覚的ミューズとしても働きます。
実用性を加えるためには、書き込みができて、しかも紙をディスプレイできるボードを選ぶことです。ホワイトボードや、マグネット黒板などが適当でしょう。

2．トレイで引き出しの中を整理する。

引き出しの中が乱雑になっていたら、仕切りのあるトレイなどで整頓します。引き出しの大きさにちょうど合うトレイがない場合には、散らばりやすい小物ごとに別々の容器に入れて、それらをジグソーパズルのように引き出しの中に収納しましょう。

3．ケーブルをまとめる。

無秩序に仕事机を這ったり、机から床へ垂れて絡まったケーブルは本当にうっとうしいものです。ケーブルをまとめるシステムを導入すれば、机周りがすっきり片付きます。
この写真では、ホワイトオークのキャビネットの内部にケーブルと電力システムが備わっています。コンピュータのコードは机のベースに沿って走り、それは周辺機器にもつながれて、机上には邪魔になるものはありません。
賃貸住宅などで、工事やダメージなしに一時的な解決策が必要な場合には、貼り付けるタイプのコード整頓システムを使いましょう。
開閉可能なベルクロテープなどを使って、コードをまとめて机の下側に留めるという方法もあります。それぞれのプラグに印をつけて、どのコードがどのデバイス用であるかわかるようにしておきましょう。

4．または、コードフリーにする。

ホームオフィスから見苦しいケーブルを完全に排除したい場合は、充電式BluetoothやWiFiネットワークに接続するエレクトロニクスを導入します。ワイヤレスでの作業は、オフィスをすっきりと、より合理化した外観にします。煩わしいケーブルがなくなって、掃除も簡単になります。

5．カラーコーディングする。

色分けされたファイリングシステムは、ホームオフィスに調和感をもたらします。色分けという視覚的な手がかりがあると、必要なファイルも簡単に見つけることができます。金融関係の書類に緑、医療関係の書類には赤、家の中の請求書は青などのように、カテゴリーごとに色を決めるとよいでしょう。

6．最大効率化のために、ゾーンを確立する。

オフィスをタスクごとのゾーン（領域）に分けましょう。この活動主導のアプローチは、スペースを最大化し、より効果的に使用させます。実際には、仕事領域（机とコンピュータ）、レファレンス領域（取扱説明書、参考文献、バインダー、書類キャビネット等）と供給領域（オフィスの備品をしまっておくところ）に分けるといいでしょう。

この方法は、小さなオフィスにも使えます。この写真では、棚の上がレファレンスセンターになっており、その下のスペースは、作業または供給領域に使えます。

7. 紙を処理するステーションを設置する。

紙は放っておくと山積みになって、すぐオフィスにあふれ出してしまいます。そうならないようにするには、紙片を処理するプランを作ることです。
ここに見られるセットアップはシンプルですが効果的で、簡単にホームオフィスに取り入れられます。3つのバスケットを用意して、1つ目には保存する紙を入れます。2つ目には請求書など、すぐアクションを必要とするものを入れます。3つ目には不要な紙を入れます。

8. 垂直に収納する。

小さなオフィスでは、かさばるファイリングキャビネットなどの使用は、オフィスをさらに狭くしてしまいます。その代わりに、壁のスペースを使いましょう。写真に見られるモジュラーシステムのようなファイリングシステムを壁に取り付けるといいでしょう。

9. 定期的なメンテナンスを行う。

こうして出来たすっきりしたホームオフィスが、いつもすっきりしているためには、定期的なメインテナンスが必要です。毎日、または毎週の仕事の終わりに数分間時間をとって、整理整頓や紙の片付けをしましょう。

ここに挙げたヒントを参考に、快適なホームオフィスを作ってください。仕事の効率もきっと上がるはずです。

Image Credit: Breather via unsplash