リモートワークが最近流行っている理由としては、ネットを通じて仕事ができるようになっているのも1つの理由でしょう。
パソコンの発展、仕事の多様性もあり、成果物さえ納品できれば、直接会ってやり取りをする必要がないのです。
もちろん、すべての業務が直接会わずにできるとはいいませんが、それでもほとんどの業務は、リモートワークで行っても問題がない仕事もあります。
リモートワークは限られた人にしか、できないない仕事では無く、誰もが始めることのできる仕事です。
報酬はその人の能力次第といったところですが、まったくの未経験でも、それなりの努力をすることで最低限の生計を立てれるレベルまでは稼ぐことが可能です。
この記事を書いている自分自身もクラウドソーシングでリモートワークを始めたのは半年前でした。
固定費が高い都内で生活をするのは厳しいですが、田舎だとまったく困らない程度には、お金を稼ぐことが可能になっています。
ですが、始めからそれなりにお金を稼げていたわけではありません。
始めた当初はバイトをしたほうがマシというレベルで稼げていませんでした。
始めから稼げる、なんてうまい話があるわけないのです。
そんな経験から、本格的にクラウドソーシングでリモートワークをする前に覚悟しておいたほうがいいことをお話しします。
始めはまったく稼げない
私が始めてクラウドソーシングで行った仕事は、ライティングでした。
クラウドソーシングを通じて受注した仕事で、自分で仕事を取った感覚に感動したことを覚えています。
ですが、仕事をやってみると、なかなか思うように仕事が終わらない。
仕事で書く文章は、500文字前後で、対してスキルが必要ない文章。
なので、簡単にかけると思いきや、想像以上に苦戦しました。
そもそも、ブログすら書いたことがない自分にとって、この文章を書くという仕事は一筋縄じゃいきません。
思い返すと学校の読書感想文が苦手だったので、スラスラと文章が書けるはずがありません。
始めの文章にかかった時間は1時間。
提出したところ、修正こと入りませんでしたが、かかった時間は1時間。
1記事200円の仕事だったので、時給にすると200円。
メッセージのやり取りを入れるともっと時給は低いでしょう。
未経験者がクラウドソーシングを始めても、このようにまったく稼げないのです。
自分もこの時は、
「こんな仕事は嫌、すぐに辞めたい」
そう思いました。
でも続ければ続けるほど、稼げるようになってくる
ですが、この仕事は大量の記事を書く前提でとってしまったので、途中で辞めるなんてことはできません。
仕事として引き受けたので最後まで責任を持ってしなければいけません。
かなりの嫌々を感じながら、仕事を続けたのを覚えています。
どう考えてもバイトをしていたほうが割りがいいので、モチベーションは最悪でした。
ですが、仕事を続けていくと、段々文章を書くスペースが上がっていきます。
1記事を書いて感じた、疲労感もやればやるほど軽くなっていきました。
この仕事が終わる頃には1時間で4記事ほど書けるようになり、時給換算で800円。
バイトの時給ぐらいには稼げるようになりました。
「やればやるほど効率が良くなっていく?」
そう思ったので、この仕事が終わったあと、別のライティングの仕事を引き受けました。
今度は1記事1,500文字と以前の仕事よりも、だいぶボリュームがある仕事です。
最初の1記事目は3時間かかりました。
やはり甘くはありません。
しかし、やればやるほど、効率が良くなってきました。
同じ仕事を50記事ほどこなし、終わる頃には1時間で2記事程、できるようになりました。
1記事500円なので時給1,000円、コンビニなどの普通のバイトよりも時給は良くなりました。
そして、それから案件を変えながら、仕事をこなしていくと案件によっては時給換算2,000円を超えるようになってきました。
やればできるけど、そこまでたどり着ける人が少ない
だいたい時給2,000円を超えたぐらいで、私が利用しているクラウドソーシングサービスで、ライティングの1部門でプロ認定されました。
起きている時間すべてをライティングにコミットしていない自分としては、こんな簡単に認定されるものなのかと思いました。
ですが、クライアントに話を聞いたり、発注者側の知人に聞いてみるとクラウドソーシングでしっかり仕事をする人が少ないみたいです。
対面で仕事を進行しないので、責任を持って仕事をしてくれる人が、かなり少ないようです。
しっかりとした納品物を期限までに提出する。
自分が行っていることはこれだけなのですが、クライアント側によると、この当然のことをできる人が少ないようで、納品物のクオリティが伴っていなかったり、音信不通になったりといったことはよくあるらしいです。
仕事をやるうえで、当たり前のことを守れる人が少ないので、時給200円ぐらいから始めた素人がプロ認定されたことは必然だったのかもしれません。
専業にするなら、入念に準備をすること
私はクラウドソーシングを絡めた、リモートワークのみで生活費を稼いでいますが、クラウドソーシングでリモートワークを始める前に、それなりの準備期間を重ねて、ある程度食いつなげれると確信を持ったうえで専業に臨みました。
誰でもある程度はできるようになると思いますが、専業にするなら計画的かつ入念に準備をするのが良さそうです。
ライティングの場合は、自分は時給が1,000円を超えたあたりでブラインドタッチを練習し始めました。
また、まだ学生で時間に自由が効いたことを利用して、まるも田舎フリーランス養成講座というのがあったので、参加しました。
ここで、フリーランスとして考えておくべきことを学びました。
もちろん、稼げなかったときを見越して、半年は生活できる程度の貯金を貯めておきました。
結局それは1円も使っていないのですが、リモートワークを専業にしたいのなら、このように何重にもセーフティネットを重ねておくことが重要です。
会社員を辞め、クラウドソーシングを専業にするのなら、会社員時代から、副業である程度稼げている状態になったり、スキルを磨くために本を読んだり、講習会に参加しておくなど、少しでも成功する可能性を上げておくべきです。
ある程度計画的に、こなさないと専業は厳しいかもしれませんが、私は素人から始めても、なんとか生活できていますので、やれば誰でもできるようになると思います。
クラウドソーシングで独立したい人、副業にしたい人の参考になれば幸いです。
参考まるも田舎フリーランス養成講座URL