リモートワーカーがあえてフィッネスクラブに通うべき理由

筋肉と関節は年齢に関係なく衰える

まだ30歳にもなっていない若者の中で「腰が痛い」「肩が痛い」とヨロヨロしている人もいれば、60歳を過ぎても元気に水泳大会などで活躍する人もいます。

「筋肉と関節」は若くても衰える可能性は十分にあり、逆に高齢になってから発達させることもできます。

いずれの場合も「加齢」ではなく、「日ごろの体づくりに対する意識」から生み出された結果なのです。

関節可動域の善し悪しは、「筋肉の質」や「発達状況」が大切なポイント。

筋肉が柔らかく柔軟性に富んでいれば、関節もフレキシブルな状態で動かすことができます。

逆に筋肉が硬い状態であれば、関節の可動域も制限されることになるでしょう。

筋肉や関節の状態によっては、高齢でも20歳の若者に運動能力で勝てる場合もあり、20歳でも膝や腰を痛め、背中が曲がってしまう人もいるのです。

リモートワーカーは普段「関節と筋肉」を動かせていない?

では、リモートワーカーの場合はどうでしょうか。

中には定期的な空き時間をつくり出し、運動やストレッチ・趣味のスポーツなど積極的におこなっている人もいるかもしれません。

しかし、リモートワーカーの多くは、パソコンなどのデスクワークが主な作業行動になっており、忙しさを理由に実際のところほとんどの場合は「運動不足」という状態なのではないでしょうか。

長い時間椅子に腰かけ、足をほとんど動かすことのない状態でキーボードを叩く、またはマウスを操作する、それと同時にやや背中を曲げた姿勢で首も前に突き出して画面を見つめ続ける。

このような姿勢は、体を支える背中の関節や繊細なつくりにより生命活動をおこなう内臓など、「体」の大切な器官にかかる負担はかなり大きなものになっているはずです。

さらに「足腰」を動かす機会がほとんどないということは、太ももやふくらはぎの筋肉が衰えていき、膝や腰を支える「土台」が弱っていくことを意味します。

姿勢が悪くなり、足腰が弱ってしまうことでさらに動くことが億劫になっていく…、そのような「負のスパイラル」に陥ってしまうことが多々あるのです。

歩くことや体を適度に動かすような運動は、1日60分以上おこなうことが望ましいと言われています。

1日の中で体を動かす時間が60分以下の場合は、「足腰」を動かす機会に恵まれているとは言い難く、体の衰えを進行させないためにも、「筋肉と関節」を自ら動かすように意識や行動を変化させることが必要です。

リモートワーカーの健康管理に必要な「環境」とは?

「筋肉と関節」を動かし健康な体を手に入れる方法を考えるとき、自宅で筋力トレーニングやストレッチなどをセルフでおこなう方法も確かにあります。

その場合は、本や雑誌・DVDなどの内容を参考にしたり、インターネットの動画を参考にすることが多いようです。

ただし、リモートワーカーは作業効率の関係で時間に制約があり、そもそも運動をおこなうこと自体、セルフで能動的に取り組もうとする人は少ないのではないでしょうか。

そんなリモートワーカーにおすすめなのが、「あえてフィットネスクラブに通う」という考え方です。

フィットネスクラブにはインストラクターやトレーナーなどの「運動指導者」が常駐しています。

この「運動指導者」こそ、リモートワーカーが健康的な体を手に入れるため欠かすことのできない「大きな味方」なのです。

運動指導者は、筋力トレーニングの指導やプログラムの作成・食事や健康面の管理など、リモートワーカーの健康を促進させるために必要な行動すべてを指導・代行してくれます。

もし「自身の仕事以外にはできるだけ手間をかけたくないが何とか健康を維持したい」とお考えであれば、体づくりや健康管理に関する計画や管理などすべてを「丸投げ」できるフィットネスクラブがリモートワーカーにとってまさに最適な環境だと言えます。

リモートワーカーのフィットネスクラブ利用心得

「でもフィットネスクラブに通うのが面倒なんだよな…」と感じて、フィットネスクラブに入会できない・途中で断念する、ということもあるかもしれません。

運動をおこなうときに最もモチベーション維持を阻害する要因が、この「面倒くさい」という感情です。

ダイエットなど自分を高める目的があればまだモチベーションも維持しやすいのですが、「健康維持・管理」ということになると、途端に気持ちが途切れやすくなるのが人の心情です。

ただ、リモートワーカーに関しては、この「健康維持・管理」が通常の人より急務であることを強く認識する必要があります。

「筋肉と関節」の衰えは、放っておくと早い段階でより重度な「痛み」に変化することも否定できません。

「筋肉と関節」の衰えは、内臓にも思った以上に深刻な負担を強いることになります。

フィットネスクラブに通うことは、将来的に自分の「健康寿命」を延ばすことに繋がるという意識を持つように心がけましょう。

実際にフィットネスクラブを利用するうえで重要になるのが、どれだけインストラクターやトレーナーなどの「運動指導者」を自分の健康管理に巻き込むことができるかという部分になります。

トレーニングには「慣れ」や「飽き」がつきものです。

しかし、トレーニングや健康管理の方法は、自身の状態・コンディションに合わせ常に進化させていくべきもの。

自身のトレーニング内容やフォーム・プログラム構成、体質の状態や食事の状況などに関して、フィットネスクラブに通うたびに運動指導者をつかまえて確認・指導してもらうことが大切です。

自分の専属トレーナーになってもらうくらいの厚かましさで、自分の健康管理に運動指導者をどんどん巻き込んでいきましょう。

リモートワーカーに求められる「スマート流儀」

「スマートな体」が、これからの時代に必須な「スキル」だということは、さまざまなメディアの中でも話題になっているところです。

リモートワーカーも「お腹が出ている」「背すじが曲がっている」「動くことさえ億劫な体」だと、仕事効率が上がらないことは十分に予測できます。

やはり、「食事の管理」「体調・体質管理」「スマートな体づくり」を効率的におこなっていくことは重要な要素であり、それには「プロフェッショナル」の力を借りることが最も効果がある方法だと言えます。

何歳なってもスマートに心地よく「リモートワーク」をこなしていくために、あえてフィットネスクラブに通いながら「仕事」と「健康」への意識と行動をわかりやすく整えておく。

いつまでもかっこよく、素敵なリモートワーカーでいられるよう頑張りましょう。

参考
厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」

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