外見と成功の関連性
アメリカテキサス大学の労働学の権威である、ダニエル・ハマーメッシュ教授は、働く男女7500人を対象にした実験結果に基づいて、見た目と成功に関連性があることを主張しています。実験では、見た目の良さが平均以上の人は、平均以下の人に比べて生涯年収が3000万円高いことがわかっています。また、魅力的な人は、早く採用され、昇進も早く、社内での順位も高くなる傾向があります。ちなみに、大きな企業のCEOは小さな企業のCEOに比べて、身体的な魅力が高いことも分かっています。
魅力が持つパワー
企業のトップに立つ人たちは、その企業のシンボル、つまりブランドの顔です。CEOが魅力的なら、その企業も魅力的に見えます。これは、CEOだけでなくても、セールスパーソンにも言えます。魅力的な人が営業をすれば、その人が売る商品に好感を覚えるのは言うまでもないでしょう。人は本能的に魅力的な人に惹かれます。赤ちゃんでさえ、魅力的な人の写真とそうでない人の写真を見せると、魅力的な人の方をじっと見つめるそうです。魅力は本能レベルで、人を動かす可能性を秘めているのです。
見た目で勝利を掴んだ成功者
見た目を使った戦略で成功した人で有名なのが、ジョン・F・ケネディ前大統領です。当時、ケネディ氏は若かったうえに、初出馬で参戦していました。そのため、政界のベテランであるライバル、ニクソン氏には勝てないだろうと言われていました。しかし、ケネディ氏は好感の持てるハンサムな顔と、白いシャツ・赤のネクタイ・ネイビーのスーツで、見事勝利を掴み取ったと言われています。 これは、当時のテレビが白黒だったため、テレビ討論を放映した際に、ライバルのニクソン氏が着ていたぼやけた色の服よりも、ケネディ氏が着ていた服の方が印象良くハッキリと映ったからだと言われています。比べて見ると、確かにニクソン氏は、ぼやけて映っていますね。
このように、見た目は競争を勝ち抜く上うえで、大きな武器になることがわかります。ちなみに、先日の中間選挙で大敗を喫したオバマ大統領も、外見に対する評価が高い大統領の一人。最初の大統領選挙の時には、「チャーミングだ。」という声が支持者から聞かれる程でした。
http://www.washingtonpost.com/
白い歯が素敵な良い笑顔ですね。実は、白い歯も良い印象を与えるうえで、重要な役割を果たしていることを知っていますか?
白い歯は魅力をUPする
イギリスで行われた調査によると、白い歯は魅力を20パーセント増加させる効果があるということがわかりました。しかも、男性の3人に1人は、歯が白い人に対して、「学歴が高く、仕事がデキそう。」という印象を持っていると回答しています。また、就職においても歯が白いと採用される確率が、10パーセント上がるというデータもあります。
また、リーズ大学とセントラル・ランカシャー大学は、モデルの歯の色を、黄色、白、輝く白に加工した写真を使って実験を行いました。すると、歯を黄色に加工したモデルの魅力は、低く評価されることがわかったそうです。
笑顔の効果
笑顔が良い印象を与えることは当たり前ですよね。でも、笑顔の効果はきちんと実験で証明されています。世界規模で事業展開をしている、アメリカの口腔ケア用品ブランドのオーラルBが2,000人の男女を対象に行った調査によると、笑顔が素敵な人は魅力が20%も増加することがわかったそうです。
外見的な魅力を磨くことは、自分の印象を上げるだけではなく、キャリアにおける成功率を高める可能性を秘めています。普段、見た目に気を配っている人も、そうでない人も、今一度、自分の見た目を意識してみてはいかがでしょうか。
参考http://www.dailymail.co.uk/
http://www.waldronsmilecenter.com/can-teeth-whitening-procedure-make-successful/
http://jmcasemi.jp/
http://www.psychologytoday.com/