日本でもようやくリモートワークを実践する企業が出てきましたが、まだまだ従来型のオフィスに通勤する労働システムが一般的です。
米国では、リモートワーカーは、オフィスに通勤するよりも生産性が上がり、ストレスが軽減され、ワーク・ライフ・バランスに満足しているという調査結果が出ています。
そんな、リモートワークを実践している、米国有名企業をいくつか紹介します。
Basecamp
Basecampは、ウェブベースのプロジェクト管理ツールです。Ruby on Railsの開発元として有名な37signalsが、現在は、Basecampへと社名を変更しています。
Basecamp CEOのジェイソン・フリードの著書 強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」 は、日本でも大きな反響がありました。
Basecampのオフィスは、シカゴにありますが、従業員は世界26カ国に別れ、普段は、Basecamp上にあるリモートオフィスで働いています。
Automattic
http://automattic.com/
今や、ブログシステムのスタンダードになったWordpressを開発しているAutomattic。
2003年にスタートし、現在は、6000万以上のWEBサイトがWordpressによって、運営される程に普及しています。400名弱のメンバーが世界中に散らばり、リモートで働いており、24時間いつでも、最低一人の従業員が対応してくれる仕組みになっています。マイクロソフトを退職後、フリーを経て、Wordpressへ入社したスコット・バークンの著書マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみたにAutomatticがいかにしてリモートワークを実践しているかが詳細に書かれています。
Apple
https://www.apple.com/jobs/us/aha.html
従業員が自宅から顧客サービスエージェントとして働ける、Appleホームアドバイザー制度があります。この仕事には Appleの技術を顧客に分かりやすい言葉で説明する能力が必要です。学生も授業の合間にリモートワークで働くことができます。
Amazon
http://www.amazonfulfillmentcareers.com/
Amazonのバーチャル・コンタクトセンターでは、高速インターネット接続、固定電話、PCがあれば、自宅で働くことができます。
ワーク・ライフ・バランスを実現させるためには、Googleのようにオフィスにジム、クリーニング、レストランなどの生活の全ての要素を詰め込むか、リモートワークで、通勤をなくし、自由な勤務地でストレスフリーに働くかで分かれているようです。
オフィスを充実させるには豊富な資金がないと不可能ですが、リモートワークは、資金の乏しいベンチャーでもすぐに始められる労働システムです。日本でも、少しでも多くの企業がリモートワークを採用し、一般的に広がっていくといいですね。
参考
http://tech.co/4-best-job-fields-remote-work-2015-07