長年に渡ってベストセラーを続けた、ティモシー・フェリスの「The 4-Hour Workweek」が提唱するライフスタイルに感化されたり、最近のフレキシブルなワークトレンドに刺激されて、リモートワークを始めてはみたものの、生産性が上がらないという方のために、自宅でリモートワークをする時の7つのルールを上げてみましょう。
Contents
自宅でリモートワークをする時の7つのルール
1.ゴールを設定する
ほとんどの人は、自分のやりたいことを把握していません。
ゴールを設定せず、そこに達するための明確な戦略も持っていません。
持っているのは、漠然としたアジェンダだけです。
もしあなたがリモートワークで働いているなら、それが企業の自宅勤務でも、フリーランスでも、以前よりも多くの時間があることに注目してください。
通勤時間もなく、会議もなく、オフィスワークにある時間の浪費もありません。
まず、自分のゴールを設定しましょう。
どのくらい生産性を上げたいのか。
それをいつまでに達成したいのか、厳密に期限を設定します。
期限がないと、実行は伴わないからです。
2.部屋をキレイにする
ホームオフィスの身の回りが散らかっていませんか。
散らかった業務環境を「創造的混乱」と呼ぶこともできるでしょうが、事実はそこに惰性があるのです。
リモートワークの専門家でAd Recruiterの創設者クリスティ・コーデスさんは「同僚やビジネスパートナーがいつ訪ねてきても支障がないような環境」が必要だと述べています。
ホームオフィスのスペースがあなたのムードや行動にどんな影響を与えるか、注意を払ってみてください。プロとして、あなたの態度はパワーをもった、周囲をコントロールするものでなければなりません。
整理整頓は欠かさないことです。
3.ドレスアップする
ノースウェスタン大学の最近の研究結果によると、服装は着ている人の心理に体系的に影響を与えます。
ドレスアップしている時、あなたの行動は変わります。
自尊心が上がり、仕事もはかどります。
生産的であるためにはパワーが必要です。
シャワーを浴びて、きちんと服を着て、仕事を始めましょう。
違いがわかるはずです。
4.家族からの頼みごとを聞いてはいけない
ホームオフィスの場合、家族や隣人が、ちょっとした手助けを頼んでくるかもしれません。
よくある「5分で済むから」というリクエストにどう対処するか、準備しておく必要があります。そのためには、物事の優先順位をしっかり作っておくことです。
もしあなたが夜型なら、一番効率の上がる夜の時間帯に4時間の労働ブロックを確立してください。その4時間を終えたら、休憩を取って、また4時間働くか、またはその仕事を終えるまで働きます。
それらの労働時間は、交渉不可能なものでなければなりません。
そうでないと周囲の人たちは、あなたにいつでも頼みごとができると感じてしまいます。
あなたは「オフィスでやっている仕事を家でやっているだけ」なのです。
勤務時間中に他の用事を入れることはできません。
5.明確な境界を設定する
「お金は貸さない、本は貸さない、車は貸さない」という主義の人がいます。
貸したお金や本が戻ってこなかったり、車が不調になったりするからです。
そういう境界線を敷いておかないと、あなたは何でも屋になってしまいます。
ホームオフィスから働いている場合は、あなたは周囲から万年休暇中と見られがちです。
周囲の人々は、あなたの業務時間を尊重すべきですが、それにはまず、あなた自身が自分の業務時間を尊重しなければなりません。
自分を管理して、仕事時間中は予告なしの訪問や頼みごとを許可しないでください。
6.オフィスワークの時よりも稼ぐ
利害関係者に対して、あなたのリモートワークを正当化する必要があります。
それは上司、家族、ビジネスパートナー、あるいはあなた自身かもしれません。
正当化するには、素晴らしい成果を上げることです。
リモートワークで、オフィスワーク時の1.2倍の収入を上げていれば、だれも異論を口にしないでしょう。
7.困ったときは助けを求める
起業家ジャニス・フレイザー氏は、彼女の企業の1つが失敗した理由を、危機に陥った時に、友人や投資家に相談することはできないと考えていたからだと明かしました。
リモートワークにも生産性が落ちたり、期待通りにいかないことがあります。
そういう時、自分は1人ではないことを思い出してください。
だれも完璧に物事を計画することはできません。
より経験を積んだ人に相談してみましょう。
思いもよらない助けの手が差し伸べられるかもしれません。
ホームオフィスのソフトウェアに問題があったら、助けを求めましょう。
期限の設定に問題があったら、助けを求めましょう。
求め続ければ、最後には、人生はあなたが必要とするものを与えてくれます。
そうならないのは、あなたが実際に頼まないからなのです。
これらのルールに照らし合わせて、もう一度あなたのリモートワークを見直してみてください。
参考
http://www.virgin.com/entrepreneur/the-seven-rules-of-working-from-home