スタンディングディスクに切り替えてわかった6つのこと

スタンディングディスクの効用については、以前も「FACEBOOKやGOOGLEも採用しているスタンディングデスクの魅力とは」で取り上げましたが、今回は、実際にそれを使ってみた人の感想をご紹介したいと思います。

検索エンジンの最適化や、オンラインマーケティングのコンサルティングを専門とする、Market Domination Mediaの創設者兼CEOのジョナサン・ロングさんの今年の目標の一つは、自己の健康管理だそうです。彼は、厳しいダイエットやトレーニングスケジュールを含む「個人的なフィットネスの旅」の一環として、新しいスタンディングデスクを購入しました。とはいえ、当初はスタンディングディスクに多少懐疑的だったそうです。立って仕事をするというやり方で、本当に生産性が上がるのだろうか。立った姿勢で、毎日快適に通常の業務を続けられるのだろうかなど、いくつかの懸念があったそうです。しかし実際に使用してみると、「もう普通のディスクには戻れない」と断言できるほど、スタンディングディスクの利点は秀でていました。

ロングさんは、スタンディングディスクに切り替えてから学んだことを、6つの点にまとめています。

スタンディングディスクに切り替えてわかった6つのこと

労働時間のほとんどを立って過ごしている-ほとんど座らない。

ロングさんの購入したスタンディングディスクは、プログラム可能なコントローラー付きのもので、ポジションを色々に変えることができます。それは一日を通じて、複数のデスクポジションに調整して使うだろうと仮定していたからです。しかし使い始めてみると、そうではありませんでした。彼のデスクは一日の95%、スタンディングポジションになったままです。最初は半々ぐらいだろうと予想していたのが、思ったよりもはるかに、立ち作業が快適だったのです。

立っている時の方が、生産性が上がる。

立っている時には、何にでも手がとどきやすくなります-手元のものを取って、他のフロアに走るようなことも、たやすくできます。座っている時には、「ほんとに今、立ち上がって、あれをもって行かなくちゃいけないのか」という思考が頭をかすめ、そのまま立ち上がらずに座り作業を続けるというようなことは、よくあることです。

また、座っている時には、立っている時よりも、邪魔が入りやすいものです。それは外界からではなく、目の前のコンピュータスクリーンの横に出てくる記事を読んだり、メールをチェックしたりしてしまうからです。立っている状態ではそういうことがなく、作業中のタスクに集中することができます。

背中の痛みが著しく緩和された。

ロングさんは、強い背中の痛みにさいなまれていました。一日のうちの長時間、座って過ごしていたからです。毎朝のエクササイズは痛みを和らげる助けにはなりましたが、スタンディングデスクのおかげでほとんど一日中座らずにいることが、痛みの軽減に大きく役立ちました。このままジムへも通い続けて、仕事中に座ることをできるだけ避ければ、背中の痛みは完全に無くなるだろうと彼は確信しています。ロングさんはこの痛みのために、かつては就寝前に鎮痛剤を飲んでいたほどですが、スタンディングディスクを使い始めてから、それは止みました。

スタンディングマットを使うまで、足がとても痛かった。

最初の数日、一日中立ち尽くしていたら、足がとても痛くなりました。一日中立っていることに慣れていなかったからです。そこで、スタンディングマットを使い始めると、それは治まりました。

多くのスタンディングデスク会社がこのようなマットを販売していますが、それらの価格はかなり高額になっています。グーグルで「anti-fatigue mat(疲れ防止マット)」と検索すれば、$25(約3千円)以下で適切なオプションを見つけることができます。

一日中立ち続けると、夜は赤ん坊のように眠れる。

一日中立ち続けることは、デスクのそばに座っているよりも、はるかにエネルギーを使います。夜になると彼はそれをよく感じるそうです。ジムでのエクササイズに加えると、これで夜中目覚めることなく、ぐっすり眠れるようになりました。以前はベッドに横たわって天井を見つめているうちに、スマホに手を伸ばしてSNSサーフィンをしていたものですが、今では横になったとたん眠りについて、目覚まし時計が鳴るまでぐっすりです。

スタンディングデスクは、最後の1ペニーまで価値がある。

スタンディングデスクの値段を考えると、多くの人が買うのを躊躇するようです。大型のデスクトップサーフィスや必須オプションを加えた、トップモデルのスタンディングデスクは$1,000(約12万円)はします。しかしスタンディングデスクは、あなたの健康と生産性への投資なのです。

適切なケアで、スタンディングデスクはかなり長持ちします。しかしもし仮に乱暴な使い方をして、台無しにしてしまった場合、つまりわずか3年間しか持たなかったとしても、持ち主にかかるコストは一日$1(約118円)です。スタンディングデスクから得られる利益に比べれば、これはかなり低い支出と言えるのではないでしょうか。

参考
http://www.entrepreneur.com/article/254022
Image credit: Juhan Sonin | Flickr

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