コーチングで正しいゴールを設定すれば、リモートワークはうまくいく

アップル創業者のスティーブ・ジョブスが残した言葉に、次のようなものがあります。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると 信じなければならない

スティーブ・ジョブスは未来とは不確定なものであり、だからこそ強く確信することが大切であると考えていたようです。

コーチングにおける未来の確信とは、「ゴール」のことを指し、ゴールがなければ、人は正しく前に進むことができないと考えます。

今回はこの、ゴールに関する話題を提供したいと思います。

ゴールを設定すれば、リモートワークはうまくいく

リモートワークをやろうとしたがモチベーションが湧かないことがある

オフィスワークに疑問を持ち、リモートワークがしたいと思った人がいたとします。
新しいことを始めるのは、不安や恐怖がつきものですが、その人はうまくリモートワークの一歩を踏み出せたとしましょう。

「さあ、ここから理想的なワークスタイルが始まるぞ。」と思ったのも束の間、うまく物事が進んでいきません。

プロジェクト管理ツール「ベースキャンプ」の開発で知られるソフトウェア開発会社「Basecamp(旧社名:37シグナルズ)」のCEOジェイソン・フリードは、著書『強いチームはオフィスを捨てる』の中で、リモートワークの生活リズムについて次のように語っています。

家で働く場合、時間の使い方はずっと自由になる。毎日オフィスに閉じ込められて定時を守っている人間から見れば、夢のような話だ。しかし、現実はそんなに甘くない。決まったリズムのない生活というのも、やってみると意外に難しいものだ

ジェイソン・フリード『強いチームはオフィスを捨てる』 p225〜226)

やらなければならないことが山積し、もっとアクティブに動いていかなければならないにもかかわらず、どうにもモチベーションが湧いてこないということがあります。
特にリモートワークは、同僚や上司の監視の目が無いぶん、自らが仕事のリズムやモチベーションをコントロールする能力が要求され、それができなければ、リモートワークは成立しません。

壮大な目標をゴールに設定して、逆算して今のあり方を決める

リモートワークを成功させるためには、まず先に適切なゴールが設定されている必要があります。
コーチングにおけるゴールとは、自分の人生全体における大きな目標のことです。

例えば、「世界中を飛び回りながら、画期的なサービスを生み出し続けるような人生を送り、経済的にも恵まれている。」このような大きな願望がゴールです。

ゴールを設定する際のポイントは、それがとてつもなく大きい方がいいということと、設定されたゴールから逆算して今のあり方を決めるという点です。

さきほど例としてあげた「世界中を飛び回りながら、画期的なサービスを生み出し続け、経済的にも恵まれている人生を送ること。」をゴールに設定したとして、「だからこそ私はリモートワークを選択するのだ。」というゴールから考える視点を常に維持してください。

小説家の村上春樹は、長編「ノルウェイの森」が大ブームになったのち、自らの成長を求め、創作活動の拠点を海外に移したことについて次のように語っています。

こんなところに(日本)にいたら、知らないうちにスポイルされてしまうかもしれない—そういう気持ちが次第に強くなってきました。もっと張り詰めた環境に身を置いて、新しいフロンティアを切り拓いていきたい。自分の新しい可能性を試してみたい。そう考えるようになりました。だからこそ僕は八〇年代後半に日本を離れ、外国を中心に生活するようになったわけです

(村上春樹 『職業としての小説家』 p279)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

リモートワークをする理由を忘れない

世界的な作家である村上春樹を生み出したのは、自分の成長を念頭に入れた大きなゴールへの意識であったと考えられるでしょう。
その手段のための海外移住であったというわけです。
決して海外移住が目的だったわけではありません。

もし、リモートワークを始めたものの、日々のリズムを上手に作れない、モチベーションが湧いてこないとしたら、あなたのゴールとリモートワークをする理由が曖昧になっている可能性があります。
リモートワークはそれ自体が自由で魅力的なものなので、ともすればなんのためにリモートワークをしているのかを見失いがちです。

リモートワークを選択する際には、大きなゴールをしっかりと設定し、そのためにリモートワークが必要なのかどうかを常に考えることが大切であるといえるでしょう。

そのようにして選択されたリモートワークであれば、リズムが作れない、モチベーションが湧いてこないという事態は避けられ、リモートワークライフを満喫することができるでしょう。

Image credit: Elijah Hail via unsplash

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