インターネットの普及とグローバルな視点で物事を考えるようになってきている今、リモートワークによって、世界中に散らばるメンバーと、チームとして働くことが可能になりました。
毎日会社で顔をあわせることがないリモートワーカー社員をどのように管理し、チームワークの意識を高めることができるのでしょうか?
今回は、リーダーシップ&マネージメントについての専門ブログ「Lighthouse」の記事、「リモートワークのチーム力を高める10の方法」を紹介させて頂きます。
Contents
リモートワークのチームリーダーがチーム力を高める10の方法
1. 会話をする時間を少しでもつくる。
チームリーダーは、どのメンバーともお互いに理解しあえる関係をつくらなければなりません。
それぞれのメンバーとの信頼関係を築くことができれば、何か重要な出来事や間違った判断をした時も、メンバーはそれを率先して指摘や対応をしてくれることでしょう。
お互いを理解するには、仕事以外の話も必要です。
家族のことや、今興味があることなど、個人的なことをメンバーに質問してみてください。
気遣ってくれているとメンバーは感じるでしょう。
2. ビデオをできるだけ使用する。
様々なリサーチの結果から、ヒューマンコミニュケーションの半分以上はボディランゲージからきているそうです。
リモートワーカ―は毎日会社で顔を見合わせてコミニュケーションをすることはありません。
Skype, Google hangouts, Sqwiggleなど実際にメンバーの顔や表情を見て話すことができるビデオチャットアプリケーションを上手に利用して、チームメンバーとしっかりコミニュケーションをとりましょう。
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3. 1週間に1回個別にスタッフと話す時間をつくる。
リモートワーカースタッフと親密な関係をつくるには、彼らと1対1で会話をする時間をつくることが重要です。
「仕事で困ったことがあったらいつでも連絡してね。」とスタッフに伝えておきながら、いつも、スカイプなどのコミニュケーションツールがオフになっていてはいけません。
一番良い方法は、1週間に1度それぞれのスタッフと1時間ずつ会話をする時間を予定にいれてしまうことです。
特定の目的の会話に限らず、様々な日常の様々なトピックについてメンバーと話すことで、より良い信頼関係を築くことができます。
4. 約束をキャンセルしない。
オフィスワーカーと違い、リモートワーカーは、オフィスにいれば自然と耳にするような社内や社外の情報を得ることはありえません。
その為、リモートワーカーとのミーティングの約束をキャンセルすることは、彼らに不信感を一瞬にして与えてしまいます。
仕事以外にも1週間にあった些細な出来事などを話したり、お互いの信頼関係をつくる大切な時間です。
必ず予定にマークしてキャンセルしないようにしましょう。
5. GIF動画を積極的に使い感情を伝える。
チャットでは、なかなか実際に思っている感情を相手に伝えるのは難しいものです。
チームの誰かが良い業績を上げた時などに、giphy.com(http://giphy.com/)のようなGIF動画サイトから、あなたがスタッフに送りたい感情を表現する動画を見つけ、動画と共にメッセージを送ってみてください。
ただ、「よくやってくれました!」と言葉だけでメッセージを送るよりも、伝えたい感情を伝えることができます。
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6. リモートワーカーのスケジュールに合わせる。
好きな場所で働くリモートワーカー、時には、タイムゾーンが全く異なる国で働くスタッフともミーティング時間を調整する必要があります。
例えば、オーストラリアのデザイナーと、仕事を開始する午前8時にミーティングしようとすると、本社があるサンフランシスコでは午後3時、チームメンバーが多く住む東海岸では、仕事をちょうど終えようとする午後6時になり、ライフスタイルの時間がどれも合いません。
そんな時は、チームメンバーの時間帯をメインタイムとして、チームを取りまとめる側のチームリーダーが時間を合わせるようにしましょう。
そうすることで、スタッフはリーダーであるあなたがスタッフを大切にしていることを理解し、さらにチームとして結束を固めることができます。
7. コミュニケーションアプリにメンバーを追加する。
オフィスワークでは、何か問題を解決したい時などにスタッフとすぐにミーティングを行えますが、リモートワークでは、そうはいきません。
しかし、リモートワークのチームも突然問題が発生した場合など、急な対応を迫られる場面もあります。
リーダーとして、他のメンバーにも事前に仕事中は、スカイプをはじめとする共通のアプリなどにメンバー全員を追加し、万が一の時に備えて問題を即座に解決できるようにしておきましょう。
8. 会社のロゴが入った製品を社員とその家族に送る。
リモートワーカーはオフィスワーカーと比べ、会社に属している自覚が薄れがちです。
チームのメンバーの一員ということを強調する為にも、会社のロゴが入ったTシャツなどの製品をメンバーに送りましょう。
できれば、メンバーの家族にも送り、FacebookなどのSNSにアップしてもらうと、他のメンバーにも親近感が生まれることでしょう。
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9. 社員のキャリアパスを常に考える。
オフィスワーカーが出世を目標とするように、リモートワーカーも常に個人の目標を持って働いています。
リモートワーカーとして働くことを混乱させないためにも彼らのためにキャリアパスを与えましょう。
3で紹介したように、各リモートワーカーと1対1の時間をもつことによって彼らのゴールや今後の夢を聞き出すことができます。
彼らの目標を常に把握しておくことが、スタッフをまとめるリーダーの大切な役割のひとつです。
10. 少なくとも1年に1回チームで会う。
実際にチームメンバーが顔を合わせることによって、ビデオミーティングをするよりも何十倍もはやくチーム全体の結束やチームワークをアップさせることができます。
1年に1度世界のどこかでサミットを行い実際に会って話すことによってチームのエネルギーを高めましょう。
異なる場所、時間で働くリモートワーカーと一緒にチーム力を高め、会社を盛り上げていくには、実際のオフィスで働く以上にリーダーがメンバー一人ひとりをよく理解し、ケアをしていくことが一番のポイントになるようです。
参照
https://getlighthouse.com/blog/10-tips-manage-remote-employees/