コストを抑えてリモートワークができる海外

仕事に必要な電源やハイスピードインターネット環境やオフィス設備。そしてなにより、リモートワーカーが集まり情報交換ができるコミュニケーションの場としてリモートワーカーには切っても切り離せなくなりつつあるのがコワーキングスペースですよね。

コワーカーの為のWEBマガジンDeskMag.comが2010年度に実施したリサーチによると、なんと世界中で16万人のフリーランス、社会起業家を始めとするリモートワーカーが3000カ所に及ぶコワーキングスペースのメンバーになっているのだとか。リモートワーカーが海外で一定期間、腰を落ち着かせて仕事をするにも、住居やカフェだけではなく、インターネット環境やコンセプトがしっかりとしたコワーキングスペースの存在は重要です。

仕事がはかどるだけではなく、地元もしくは海外からやってきたリモートワーカーとも交流を持つことができるのもスペースを利用する魅力のひとつですよね。
今回は、生活費が安く、さらにしっかりとしたコワーキングスペースが在るリモートワーカーに優しいおススメの国をご紹介したいと思います。

アジア

タイ / チェンマイ(Chiang Mai)

生活費を抑えかつ暑すぎず寒すぎず特に寒い冬場の逃避スポットを模索しているリモートワーカーにおススメしたい場所が治安も良く生活費もお安いタイ北部、チェンマイ。生活費とコワーキングスペース利用の値段を考えても1か月最低$636ドルほどあれば快適なリモートワークライフを送れてしまうのも魅力のひとつ。仕事環境もバッチリ整ったお洒落なコワーキングスペースPunspaceやGuru’s Boxがなんと1カ月$106ほどで利用出来てしまうというリーズナブルなお値段設定。仕事がお休みの日や、自由になる時間に、寺院巡りをする他、タイならではのエレファントトレッキングなどのアクティビティ―を体験するほか、近年では、ヨガやデトックスなどのウェルネスセンターも多いようなので仕事と遊び、そして健康な体を同時に手に入れられる欲張りスポット。

インド / バンガロール(Bangalore)

バンガロールと聞いてもいまいちイメージがわかない方も多いでしょう。バンガロールは、インドを代表するIT都市のひとつ。生活費とコワーキングスペース利用の値段を考えても最低$584ドルほどで生活できてしまう。QUARTZの調査で最もリーズナブルにリモートワークライフを送れる都市です。コワーキングスペース利用金額は、利用者の平均年齢が26才というCoworkcafeやCobalt BLRを利用して1か月104ドルほど。

ベトナム / ホーチミン (ho chi minh city)

経済上昇中の東南アジア大都会ならではのエネルギッシュが溢れるベトナム、ホーチミンシティー。1か月の生活費が$961(そのうち$93がコワ―キングスペース利用金額)。東南アジアならではの、人々のエネルギーを日々の生活に取り入れたい人におススメできるエリアです。

インドネシア / バリ島(Bali)

海も山も、川もあり快適なリゾートライフが送れるバリ島。特に神秘的なイメージが強いウブドエリアでは、1か月の生活費が$1,068(そのうち$232がコワ―キングスペース利用金額)。リゾート地ということで、他の東南アジアよりも生活費が少々高くなります。

シンガポール(Singapore)

東南アジアNo1のハイテク都市シンガポール。国の面積は東京都の3分の1という狭い国土の中に24カ所もコワーキングスペースが点在しているというシンガポール。コワーキングスペース競争が激しい為か、スパやスイミングプールを完備しているスペースもある他、新鮮なオイスターが食べる事が出来るユニークなスペースもあるのだとか。生活費がとても高いイメージがあるシンガポール1か月の生活費が$2471(そのうち$218がコワ―キングスペース利用金額)。評判の良いコワ―キングスペースは、Egg, Hubquarters。

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ヨーロッパ

オランダ / アムステルダム (Amsterdam)

ヨーロッパ諸国の中でも税率が低く、英語を話す人が多い国と言えばオランダ。首都アムステルダム。東南アジアに比べるとコワーキングスペース利用を含む生活費はグーンとUPして$3121(そのうち$262がコワ―キングスペース利用金額)。ロンドンでも評判が良いコワーキングスペースWeworkはアムステルダムに2つスペースを所有しています。注目したいスペースは、旧IBM本社後を利用したB Amsterdam。ルーフトップガーデンなどもあり都会ながらもアートや自然を感じながら仕事ができるスペースですね。

スペイン / バルセロナ(Barcelona)

スペイン語を実践的に勉強しながら、朝は地中海を泳いだり、夜は賑やかなバル巡りをしたりナイトライフも充実。都会も自然も満喫できるバルセロナ。生活費はグンとUPして$2854(そのうち$218がコワ―キングスペース利用金額)。アムステルダムよりも少々お安めになっています。おススメのコワーキングスペースは、旧織物工場内にあり3Dプリンターも完備しているMakers of Barcelonaとbetahaus Barcelona。

チェコ / プラハ(Praha)

ITがなぜか強い大学が多いらしいチェコの首都プラハ。実は、現在プラハはヨーロッパの人気No.1リモートワークシティ。生活費もEU加盟国ながらお得で生活費はコワ―キングスペース代金も含めて$972(そのうち$155がコワ―キングスペース利用金額)とかなりリーズナブル。偉大なる小説家フランツ・カフカや作曲家アントニオ・ドボルザークが誕生した素晴らしい芸術、文化そして美しい建築物にもどっぷりと浸れそうです。ちなみに、ビール1杯の値段は1杯$1.5なのでナイトライフもリーズナブルに過ごせそう。おススメのコワーキングスペースは、世界に点在するImpact Hub, 地元密着型のLocus Works, Desk Room Prague。

南アメリカ

コロンビア / メデジン(Medellín)

コロンビアの第2の都市であるメデジン。物価が安く、親切で明るい人達が多い事からリモートワーカーに注目されている南アメリカの都市。生活費はコワ―キングスペース代金も含めて$1315(そのうち$158がコワ―キングスペース利用金額)。Atomhouseは、人気のコワ―キングスペースのひとつです。

チリ / サンティアゴ(Santiago de Chile)

チリの首都サンディアゴは、アンデス山脈をまたぐ国の中で最も外国人起業家に優しく、ラテンアメリカのテストベッドでもある都市として近年リモートワーカーだけではなく、起業家にも知名度が高くなった都市のひとつです。生活費はコワ―キングスペース代金も含めて$ 1289 (そのうち$ 196がコワ―キングスペース利用金額)。チリで最大の規模を誇るCoworkとConectasは要チエック。

アメリカ合衆国 / オースティン(Austin)

米国のIT産業ハブシティでもあり、その発展によって、人口も経済もめきめきと上昇しているとして注目を集めているのが米国テキサス州の州都、オースティン。サムスン電子の全米最大拠点が在るこの都市は、実は、シリコンバレーにあやかり、シリコンヒルズというニックネームもつけられています。そんなIT都市であるオースティンには、コワーキングスペースも15以上密集し、実は、リモートワーカーにも優しい都市なんですよ。アメリカ合衆国ということで、物価も生活費も東南アジアなどに比べるともちろん高額ですが、それでも、ニューヨークやサンフランシスコに比べればリーズナブル。生活費はコワ―キングスペース代金も含めて$ 2542 (そのうち$ 200がコワ―キングスペース利用金額。)。おススメするコワーキングスペースは、Vuka Austin とCapital Factory。

リモートワーカーといえばアメリカ、ニューヨークやサンフランシスコをイメージしますが、生活費は、1か月$5000以上に、コワーキングスペース利用料も$500以上と高額。世界には今回紹介したコワーキングスペースもしっかりあり仕事環境には、何も問題なくリーズナブルに快適にステイできる今まで名前も知らない街も今後も多く注目されそうな兆しがあるので、要チェックですね。

参考
http://qz.com/371714/the-best-and-cheapest-places-in-the-world-for-coworking/

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